25PM93|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第25回午後(科目未分類)
心下付近に結ぶ経筋はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
経筋の走行と結ぶ部位を問う問題です。
解説
経筋は、十二経脈に付随する筋肉の系統で、四肢の末端から起こって体幹へ向かい、関節や骨の周囲に「結ぶ」とされます。経脈が臓腑に絡属するのに対し、経筋は臓腑には入らず、筋と関節の運動に関わるという違いがあります。
手の三陰の経筋(手の太陰、手の厥陰、手の少陰)は、手から上行して胸中に入り、賁(横隔膜のあたり、心下付近)に結ぶとされます。したがって心下付近に結ぶのは手の三陰の経筋であり、これが正答です。
足の三陰の経筋(足の太陰、足の厥陰、足の少陰)は、足から上行して陰器(外陰部)に集まり、腹部と胸脇に至るとされます。心下付近ではありません。
足の三陽の経筋(足の太陽、足の少陽、足の陽明)は、足から上行して体幹の後面と側面、前面を通り、頄(顔面の頬骨部)に結ぶとされます。
手の三陽の経筋(手の太陽、手の少陽、手の陽明)は、手から上行して上肢の外側を通り、角(頭部の側面、額角)に結ぶとされます。
まとめると、「手の三陽は角に結び、手の三陰は賁(心下)に結ぶ」「足の三陽は頄に結び、足の三陰は陰器に集まる」と整理されます。
経筋の病証は、その走行に沿った筋のこわばり、痙攣、痛み、運動障害として現れます。治療では「以痛為輸(痛むところを輸穴とする)」、すなわち痛む部位そのものを取穴の目安とする方法が用いられ、これは現代のトリガーポイントや圧痛点への施術の考え方と通じます。
選択肢の確認
1.足の三陰
誤り。陰器(外陰部)に集まります。
2.足の三陽
誤り。頄(頬骨部)に結びます。
3.手の三陰
正しい。胸中に入り、賁(心下付近)に結びます。
4.手の三陽
誤り。角(頭部の側面)に結びます。
覚えるポイント
- 手の三陰=賁(心下)、手の三陽=角(頭側面)、足の三陰=陰器、足の三陽=頄(頬骨部)。
- 経筋は臓腑に入らず、筋と関節の運動に関わる。
- 経筋の病証=走行に沿ったこわばり、痙攣、痛み、運動障害。
- 治療=「以痛為輸」。痛む部位を取穴の目安とする。