25PM95|第25回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
五労と傷られる臓が現す症状の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
五労によって傷られる臓と、その臓が現す症状(五病)を結び付ける問題です。
解説
**五労(五臓所傷)**は、素問の宣明五気篇に「久しく視れば血を傷り、久しく臥せば気を傷り、久しく坐せば肉を傷り、久しく立てば骨を傷り、久しく行けば筋を傷る」と記されるものです。
これを五臓に置き換えると、次のようになります。久視→血→心、久臥→気→肺、久坐→肉→脾、久立→骨→腎、久行→筋→肝。
次に、五病(五気所病)、すなわち各臓が現す症状を確認します。「心は噫(あい、げっぷ)、肺は咳、肝は語、脾は呑(どん、呑酸)、腎は欠(あくび)と嚏(くしゃみ)」です。
これらを組み合わせると、次のようになります。
久坐→肉を傷る→脾→呑。したがって「久坐-呑」が正しく、正答です。長く坐り続けることが肌肉を主る脾を損ない、脾の失調として呑酸(酸っぱいものがこみ上げる)が現れる、という筋道です。
久視-語の組合せは誤りです。久視は血を傷り、心を損ないます。心が現す症状は噫(げっぷ)です。語は肝が現す症状です。
久臥-欠の組合せも誤りです。久臥は気を傷り、肺を損ないます。肺が現す症状は咳です。欠(あくび)は腎が現す症状です。
久立-咳の組合せも誤りです。久立は骨を傷り、腎を損ないます。腎が現す症状は欠と嚏です。咳は肺が現す症状です。
すなわち、選択肢1、2、4はいずれも臓と症状の対応がずれています。五労で傷られる臓と、その臓の五病という二段階を正しくたどることが要点です。
選択肢の確認
1.久視-語
誤り。久視は心を傷り、心の症状は噫です。語は肝の症状です。
2.久臥-欠
誤り。久臥は肺を傷り、肺の症状は咳です。欠は腎の症状です。
3.久坐-呑
正しい。久坐は肉を傷って脾を損ない、脾の症状は呑です。
4.久立-咳
誤り。久立は腎を傷り、腎の症状は欠と嚏です。咳は肺の症状です。
覚えるポイント
- 五労=**久視は血(心)、久臥は気(肺)、久坐は肉(脾)、久立は骨(腎)、久行は筋(肝)**を傷る。
- 五病(五気所病)=心は噫、肺は咳、肝は語、脾は呑、腎は欠と嚏。
- 二段階でたどる=「久しく○○すると→○○を傷る→その臓→その臓の症状」。
- 五主=肝は筋、心は血脈、脾は肌肉、肺は皮毛、腎は骨。五労と対応する。