26AM1|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
平成26年度の国民医療費について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
国民医療費の規模と内訳を問う問題です。
解説
国民医療費は、その年度内に医療機関等で傷病の治療に要した費用を推計したものです。平成26年度の国民医療費は約40.8兆円であり、40兆円を超えるという記述が正しく、正答です。国民医療費は毎年増加を続けており、その背景には人口の高齢化と医療技術の高度化があります。年齢階級別にみると、65歳以上が全体のおよそ6割を占めます。
介護保険の費用が含まれるという記述は誤りです。国民医療費に含まれるのは傷病の治療に要した費用であり、介護保険による費用は含まれません。あわせて、次のものも含まれない点を押さえます。正常な妊娠と分娩、健康診断と人間ドック、予防接種、義眼と義肢、差額ベッド代、市販薬(自己判断で購入した医薬品)、そして美容整形です。いずれも「傷病の治療」に当たらないためです。
国民所得比は15パーセントを超えるという記述も誤りです。平成26年度の国民医療費の国民所得に対する比率はおよそ11パーセントです。増加傾向にはありますが、15パーセントには達していません。
財源は患者負担が30パーセントを超えるという記述も誤りです。国民医療費の財源構成は、保険料がおよそ半分(48から49パーセント)、公費(国庫と地方)がおよそ4割、そして患者負担はおよそ12パーセントです。窓口での自己負担割合は原則3割ですが、高額療養費制度による払い戻し、高齢者と乳幼児の負担軽減、公費負担医療の存在によって、全体に占める割合は3割よりずっと小さくなります。この「窓口の負担割合」と「財源全体に占める割合」を混同しないことが要点です。
選択肢の確認
1.40兆円を超える。
正しい。平成26年度は約40.8兆円です。
2.介護保険の費用が含まれる。
誤り。介護保険の費用は含まれません。
3.国民所得比は15%を超える。
誤り。およそ11パーセントです。
4.財源は患者負担が30%を超える。
誤り。患者負担はおよそ12パーセントです。
覚えるポイント
- 平成26年度の国民医療費=約40.8兆円。国民所得比は約11パーセント。
- 財源=保険料が約半分、公費が約4割、患者負担は約12パーセント。
- 含まれないもの=正常分娩、健康診断と人間ドック、予防接種、義眼と義肢、差額ベッド代、市販薬、美容整形。
- 65歳以上がおよそ6割を占める。増加の背景は高齢化と医療の高度化。