26AM15|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
助産所について定めている法律はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
助産所を定める法律を問う問題です。
解説
医療法は、医療提供施設の定義、開設、管理、そして医療提供体制の確保について定める法律です。この中で、病院、診療所、助産所、介護老人保健施設、調剤薬局などが位置づけられています。したがって助産所について定めているのは医療法であり、これが正答です。
医療法における主な定義を整理します。病院=20床以上の病床を有するもの、診療所=19床以下(無床を含む)、助産所=妊婦、産婦、褥婦を9人まで入所させられるもの、です。助産所は助産師が開設し、正常な妊娠と分娩、産褥、新生児の世話を扱いますが、異常があれば医師(嘱託医)に引き継ぐことが求められます。
医療法にはこのほか、医療計画(5疾病6事業と在宅医療)、病床の機能区分(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)、医療安全の確保、医療広告の規制、医療法人に関する規定が含まれます。
地域保健法は、保健所と市町村保健センターの設置と役割を定める法律です。助産所を定めるものではありません。
医師法は、医師の免許、業務、義務について定める法律です。医師でなければ医業をなしてはならないという業務独占、応招義務、診断書の交付義務、処方箋の交付義務、異状死体の届出義務(24時間以内に所轄警察署へ)、そして診療録の記載と5年間の保存が定められています。
保健師助産師看護師法は、保健師、助産師、看護師、准看護師という**人(資格)**について定める法律です。助産師の免許、業務、守秘義務などを規定します。すなわち、「助産師という人=保健師助産師看護師法」「助産所という施設=医療法」という区別が、この問題の要点です。人を規定する法律と施設を規定する法律の違いとして整理すると理解しやすくなります。
選択肢の確認
1.地域保健法
誤り。保健所と市町村保健センターについて定めます。
2.医師法
誤り。医師の免許と業務、義務について定めます。
3.保健師助産師看護師法
誤り。助産師という資格について定めます。
4.医療法
正しい。病院、診療所、助産所という医療提供施設を定めます。
覚えるポイント
- 医療法=施設。病院(20床以上)、診療所(19床以下)、助産所(9人まで)。
- 保健師助産師看護師法=人(資格)。助産師の免許と業務。
- 医療法にはほかに、医療計画、病床の機能区分、医療安全、広告の規制が含まれる。
- 医師法=医業の独占、応招義務、診断書の交付、異状死体の24時間以内の届出。