26AM18第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

上肢の筋と神経の関係について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

上肢の筋を貫く神経、あるいは筋の間を通る神経を問う問題です。

解説

烏口腕筋は、肩甲骨の烏口突起から起こり、上腕骨の内側中央部に停止する筋で、肩関節の屈曲と内転に働きます。この筋は筋皮神経によって貫かれるという特徴的な関係をもちます。したがってこれが正答です。

筋皮神経は、腕神経叢の外側神経束(C5からC7)から起こり、烏口腕筋を貫いた後、上腕二頭筋と上腕筋の間を下行してこれらを支配し、最終的に外側前腕皮神経となって前腕外側の皮膚知覚を担います。経穴では、上腕内側の天府や侠白の付近を走行します。

回外筋は正中神経によって貫かれるという記述は誤りです。回外筋を貫くのは、**橈骨神経の深枝(後骨間神経)です。この部位(フローセのアーケード)で絞扼されるものが後骨間神経麻痺(回外筋症候群)**で、下垂指(手関節の背屈は保たれるが指の伸展ができない)を呈します。知覚障害を伴わないのが特徴です。

円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を尺骨神経が通るという記述も誤りです。円回内筋の二頭の間を通るのは正中神経です。この部位で絞扼されるものが円回内筋症候群で、前腕の回内動作の反復によって生じ、手根管症候群に似た症状を呈しますが、より近位の障害であるため前腕の症状も伴います。なお、尺骨神経は、上腕骨内側上顆の後方(尺骨神経溝、経穴では小海)を通り、尺側手根屈筋の二頭の間を通って前腕へ入ります(肘部管)。

上腕三頭筋の長頭と外側頭の間を橈骨神経が通るという記述も誤りです。橈骨神経は、上腕三頭筋の長頭と内側頭の間を通って後方へ回り、上腕骨後面の**橈骨神経溝(外側頭と内側頭の間)**を斜めに下行します。この部位は上腕骨骨幹部骨折で損傷されやすく、下垂手を生じます。

選択肢の確認

1.回外筋は正中神経によって貫かれる。
誤り。橈骨神経の深枝(後骨間神経)が貫きます。

2.烏口腕筋は筋皮神経によって貫かれる。
正しい。筋皮神経の特徴的な走行です。

3.円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を尺骨神経が通る。
誤り。正中神経が通ります(円回内筋症候群)。

4.上腕三頭筋の長頭と外側頭の間を橈骨神経が通る。
誤り。長頭と内側頭の間を通ります。

覚えるポイント

  • 筋皮神経=烏口腕筋を貫く。上腕二頭筋と上腕筋を支配し、外側前腕皮神経となる。
  • 後骨間神経(橈骨神経深枝)=回外筋を貫く。絞扼で下垂指(知覚障害なし)。
  • 正中神経=円回内筋の二頭の間を通る。絞扼で円回内筋症候群。
  • 橈骨神経=上腕骨後面の橈骨神経溝を通る。上腕骨骨幹部骨折で下垂手
26AM1726AM19
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