26AM22第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

男性尿道の隔膜部に最も近いのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

男性尿道の区分と、その周囲の構造の位置関係を問う問題です。

解説

男性の尿道は、走行に沿って次の三部に分けられます。

前立腺部=膀胱から出て前立腺を貫く部分。射精管と前立腺の導管が開口します。
隔膜部(膜様部)尿生殖隔膜を貫く、最も短く狭い部分。ここに随意筋である外尿道括約筋があります。
海綿体部尿道海綿体の中を通り、外尿道口に至る最も長い部分。

**尿道球腺(カウパー腺)**は、尿生殖隔膜の中(深会陰横筋の部)、すなわち尿道の隔膜部のすぐ外側に位置し、その導管が尿道海綿体部に開口します。したがって隔膜部に最も近い構造としてこれが正答です。尿道球腺は、性的興奮の際に粘液を分泌して尿道を潤し、残存する尿の酸性を中和して精子を保護します。

精巣は、陰嚢の中にあります。尿道の隔膜部からは離れた位置です。精子形成には体温より低い温度が必要であるため、体外に位置しています。

肛門は、会陰の後方(肛門三角)にあります。尿道の隔膜部は会陰の前方(尿生殖三角)にあるため、隔膜部に最も近い構造とはいえません。なお、会陰は、左右の坐骨結節を結ぶ線によって、前方の尿生殖三角(尿生殖隔膜がある)と後方の肛門三角に分けられます。

膀胱は、尿道の起始部にあたる位置にありますが、隔膜部との間には前立腺部が介在します。したがって、隔膜部に「最も近い」構造としては尿道球腺が該当します。

なお、尿道の隔膜部は最も狭く、また前立腺部から海綿体部へ移行する屈曲部にあたるため、カテーテル挿入時に損傷しやすい部位です。また、骨盤骨折に伴って断裂しやすい部位でもあります。男性の尿道はおよそ16から18センチメートルと長く、S字状に彎曲するのに対し、女性の尿道はおよそ3から4センチメートルと短く直線的であるため、女性は尿路感染症を起こしやすいという違いも重要です。

選択肢の確認

1.精巣
誤り。陰嚢の中にあり、隔膜部からは離れています。

2.肛門
誤り。会陰の後方(肛門三角)にあります。

3.尿道球腺
正しい。尿生殖隔膜の中にあり、隔膜部に隣接します。

4.膀胱
誤り。間に前立腺部が介在します。

覚えるポイント

  • 男性尿道=前立腺部、隔膜部(膜様部)、海綿体部。隔膜部が最も短く狭い。
  • 外尿道括約筋は隔膜部にあり、陰部神経による随意的な制御を受ける。
  • 尿道球腺(カウパー腺)=尿生殖隔膜の中。導管は海綿体部に開口。
  • 男性の尿道は16から18センチメートルでS字状、女性は3から4センチメートル。女性は尿路感染を起こしやすい
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