26AM23第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

脳室について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

脳室系の構造と髄液の流れを問う問題です。

解説

第3脳室は左右の間脳の間にあるが正しく、正答です。

第3脳室は、正中に位置する狭い裂隙状の腔で、左右の視床と視床下部(間脳)に挟まれています。前上方は室間孔(モンロー孔)によって左右の側脳室と交通し、後下方は中脳水道によって第4脳室へ続きます。

脳室系と髄液の流れを整理します。側脳室(左右、大脳半球内)→室間孔(モンロー孔)→第3脳室(間脳の間)→中脳水道(中脳内)→第4脳室(橋と延髄の背側、小脳の腹側)→正中口(マジャンディ孔)と外側口(ルシュカ孔)→くも膜下腔→くも膜顆粒→上矢状静脈洞(静脈へ吸収)

脳脊髄液は、各脳室の脈絡叢で産生され、一日におよそ500ミリリットルが産生されて、常時およそ150ミリリットルが存在します。すなわち一日に3から4回入れ替わる計算です。脳と脊髄を浮力によって支え、外力から保護し、代謝産物を運び去る働きをもちます。この流れが妨げられて脳室が拡大した状態が水頭症です。

室間孔は左右の側脳室をつなぐという記述は誤りです。室間孔は、側脳室と第3脳室をつなぐ孔です。左右の側脳室が直接つながっているわけではありません。

中脳水道には脈絡叢があるという記述も誤りです。脈絡叢は、側脳室、第3脳室、第4脳室にありますが、中脳水道にはありません。中脳水道は単なる細い通路であり、そのために閉塞しやすく、閉塞性(非交通性)水頭症の好発部位となっています。

第4脳室は硬膜下腔に開口するという記述も誤りです。第4脳室は、正中口(マジャンディ孔)と左右の外側口(ルシュカ孔)によってくも膜下腔に開口します。硬膜下腔ではありません。髄液はくも膜下腔を循環し、最終的にくも膜顆粒から静脈洞へ吸収されます。なお、髄液の採取(腰椎穿刺)は、脊髄円錐より下の第3から第4腰椎間または第4から第5腰椎間のくも膜下腔で行われます。

選択肢の確認

1.室間孔は左右の側脳室をつなぐ。
誤り。側脳室と第3脳室をつなぎます。

2.第3脳室は左右の間脳の間にある。
正しい。左右の視床と視床下部に挟まれた正中の腔です。

3.中脳水道には脈絡叢がある。
誤り。中脳水道に脈絡叢はありません。

4.第4脳室は硬膜下腔に開口する。
誤り。正中口と外側口によってくも膜下腔に開口します。

覚えるポイント

  • 髄液の流れ=側脳室→室間孔→第3脳室→中脳水道→第4脳室→正中口と外側口→くも膜下腔→くも膜顆粒
  • 脈絡叢は側脳室、第3脳室、第4脳室にある。中脳水道にはない
  • 髄液=一日約500ミリリットル産生、常時約150ミリリットル。浮力による保護。
  • 腰椎穿刺=脊髄円錐より下のL3からL4またはL4からL5のくも膜下腔で行う。
26AM2226AM24
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