26AM29第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

異常呼吸で、深い呼吸が規則正しく続くのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

異常呼吸のパターンを区別する問題です。

解説

クスマウル呼吸は、深く大きい呼吸が規則正しく続く異常呼吸です。したがってこれが正答です。

この呼吸は、代謝性アシドーシスに対する代償として現れます。血液が酸性に傾くと、二酸化炭素を大量に排出して酸を減らそうとするため、深く大きな呼吸が持続します。代表的な原因は糖尿病性ケトアシドーシスであり、そのほか尿毒症(腎不全)、乳酸アシドーシス、重い下痢による重炭酸の喪失があります。糖尿病性ケトアシドーシスでは、あわせてアセトン臭(甘酸っぱい果実のような呼気)、脱水、意識障害がみられ、直ちに医療機関での対応が必要な緊急の病態です。

起坐呼吸は、仰臥位では呼吸が苦しく、上体を起こすと楽になる状態です。臥位になると下肢から心臓へ戻る血液が増えて肺うっ血が悪化するため、上体を起こして静脈還流を減らそうとする姿勢です。左心不全が代表的な原因で、そのほか気管支喘息の発作、重症の肺疾患でもみられます。呼吸のリズムのパターンを指す語ではありません。

ビオー呼吸は、深さの異なる不規則な呼吸と、突然の無呼吸が交互に現れるもので、リズムに規則性がありません。延髄の呼吸中枢の障害(髄膜炎、脳腫瘍、頭部外傷)でみられ、予後不良を示す所見です。

チェーン・ストークス呼吸は、無呼吸→浅い呼吸→次第に深く大きくなる→次第に浅くなる→再び無呼吸という、周期的に強さが変化する呼吸です。呼吸中枢の二酸化炭素に対する感受性の低下と、循環時間の延長によって生じ、重症心不全、脳血管障害、尿毒症、終末期でみられます。周期性がある点が、規則正しく深い呼吸が続くクスマウル呼吸との違いです。

選択肢の確認

1.起坐呼吸
誤り。上体を起こすと楽になる姿勢であり、リズムのパターンではありません。

2.ビオ-呼吸
誤り。不規則な呼吸と突然の無呼吸が交互に現れます。

3.クスマウル呼吸
正しい。深く大きい呼吸が規則正しく続きます。

4.チェーン・ストーク呼吸
誤り。深さが周期的に増減し、無呼吸を挟みます。

覚えるポイント

  • クスマウル呼吸深く大きい規則的な呼吸代謝性アシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシス、尿毒症)。
  • チェーン・ストークス呼吸周期的に深さが増減し無呼吸を挟む。重症心不全、脳血管障害。
  • ビオー呼吸不規則な呼吸と突然の無呼吸。延髄の障害
  • 起坐呼吸=上体を起こすと楽。左心不全、気管支喘息の発作。
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