26AM33第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

糸球体ろ過量を増加させるのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

糸球体濾過を決める圧の関係を問う問題です。

解説

糸球体での濾過は、次の三つの圧のバランスによって決まります。

有効濾過圧=糸球体血圧(毛細血管内圧)-血漿膠質浸透圧-ボーマン嚢内圧

すなわち、糸球体血圧が濾過を押し進める力であり、血漿膠質浸透圧とボーマン嚢内圧が濾過に抵抗する力です。

したがって、糸球体血圧の上昇は有効濾過圧を高め、糸球体濾過量(GFR)を増加させます。これが正答です。糸球体血圧は、輸入細動脈を拡張させるか、輸出細動脈を収縮させることで上昇します(アンジオテンシンIIは輸出細動脈を強く収縮させ、血圧が下がってもGFRを保つよう働きます)。

血漿膠質浸透圧の上昇は、血漿中の蛋白質(主にアルブミン)が水を血管内に引き止める力を強めるため、濾過に抵抗します。したがってGFRは低下します。脱水によって血液が濃縮された場合などにみられます。

ボーマン嚢内圧の上昇は、濾液が押し戻される力を強めるため、こちらもGFRを低下させます。

尿管内圧の上昇は、尿の流出が妨げられることで上流の圧が高まり、結果としてボーマン嚢内圧を上昇させるため、GFRを低下させます。尿路結石や前立腺肥大による尿路の閉塞がこの状態を招き、放置すると水腎症から腎機能の低下に至ります。

なお、糸球体濾過量はおよそ毎分100から120ミリリットル(一日およそ150から180リットル)であり、そのうち99パーセント以上が尿細管で再吸収されて、最終的な尿量は一日およそ1.5リットルとなります。また、腎には自己調節能があり、平均血圧がおよそ80から180ミリメートル水銀柱の範囲では、GFRがほぼ一定に保たれます。

選択肢の確認

1.糸球体血圧の上昇
正しい。濾過を押し進める力であり、GFRを増加させます。

2.血漿膠質浸透圧の上昇
誤り。濾過に抵抗する力であり、GFRを低下させます。

3.ボーマン嚢内圧の上昇
誤り。濾液を押し戻す力であり、GFRを低下させます。

4.尿管内圧の上昇
誤り。ボーマン嚢内圧を上げてGFRを低下させます。

覚えるポイント

  • 有効濾過圧=糸球体血圧-血漿膠質浸透圧-ボーマン嚢内圧
  • GFRを増やす=糸球体血圧の上昇(輸入細動脈の拡張、輸出細動脈の収縮)。
  • GFRを減らす=膠質浸透圧の上昇、ボーマン嚢内圧の上昇、尿路の閉塞
  • GFR=毎分100から120ミリリットル99パーセント以上が再吸収される。
26AM3226AM34
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