26AM34第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

グルカゴンにより促進されるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

グルカゴンの作用を、インスリンと対比して問う問題です。

解説

グルカゴンは、膵臓のランゲルハンス島の**A細胞(α細胞)**から分泌されるホルモンで、血糖値を上昇させる方向に働きます。低血糖、空腹、アミノ酸によって分泌が促されます。

その主な作用は、肝臓でのグリコーゲンの分解を促進することと、糖新生を促進すること、そして脂肪の分解(脂肪分解)を促進してケトン体の産生を高めることです。したがって「グリコーゲンの分解」が正答です。

これに対し、インスリンは、ランゲルハンス島の**B細胞(β細胞)**から分泌され、血糖値を低下させる唯一のホルモンです。その作用は次のとおりです。

グルコースの細胞内への取り込みを促進する(骨格筋と脂肪組織のグルコース輸送体を細胞膜へ移動させる)。グリコーゲンの合成を促進する。蛋白質の合成を促進する。脂肪の合成を促進し、分解を抑制する。すなわち、インスリンは全体として**同化(貯蔵)**の方向に働くホルモンです。

したがって、グルコースの細胞内への取り込み蛋白質の合成脂肪の合成は、いずれもインスリンの作用であり、グルカゴンの作用ではありません。グルカゴンとインスリンは、多くの点で正反対の作用をもつ拮抗ホルモンとして理解すると整理できます。

血糖を上げるホルモンは、グルカゴンのほかにアドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン、甲状腺ホルモンと複数ありますが、血糖を下げるのはインスリンだけです。これは、飢餓に対する備えが進化的に何重にも用意されている一方、過剰な糖を処理する仕組みは一つしかないことを意味し、糖尿病が生じやすい理由の一つとして理解されます。

なお、ランゲルハンス島のD細胞(δ細胞)からはソマトスタチンが分泌され、インスリンとグルカゴンの両方の分泌を抑制します。

選択肢の確認

1.グルコースの細胞内への取り込み
誤り。インスリンの作用です。

2.グリコーゲンの分解
正しい。肝臓でのグリコーゲン分解を促進して血糖を上げます。

3.蛋白質の合成
誤り。インスリンの作用です。

4.脂肪の合成
誤り。インスリンの作用です。

覚えるポイント

  • グルカゴン=A細胞(α)、血糖を上げるグリコーゲンの分解、糖新生、脂肪分解。
  • インスリン=B細胞(β)、血糖を下げる。取り込みの促進、グリコーゲン・蛋白質・脂肪の合成
  • 血糖を下げるのはインスリンだけ。上げるホルモンは複数(グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン)。
  • D細胞(δ)=ソマトスタチン。インスリンとグルカゴンの分泌を抑制する。
26AM3326AM35
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