26AM36第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

筋について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

平滑筋、心筋、骨格筋の性質を区別する問題です。

解説

胃の平滑筋にはギャップ結合があるが正しく、正答です。

消化管の平滑筋は、単一ユニット平滑筋(内臓平滑筋)に分類され、隣り合う細胞どうしがギャップ結合によって電気的に連結しています。そのため、興奮が細胞から細胞へ直接伝わり、多数の細胞が一つの単位(機能的合胞体)として同期して収縮します。これによって、蠕動運動という協調した運動が可能になります。なお、消化管にはカハールの介在細胞というペースメーカー細胞があり、自動的に徐波を発生させています。

平滑筋は横紋構造をもつという記述は誤りです。横紋(明帯と暗帯の縞模様)をもつのは骨格筋と心筋であり、これはアクチンとミオシンが規則正しく並んだ**筋節(サルコメア)**の構造によるものです。平滑筋にはこの規則的な配列がなく、横紋をもちません。「平滑」という名称もこれに由来します。

心筋の収縮は常に強縮であるという記述も誤りです。心筋の活動電位はプラトー相をもち、不応期が極めて長いという特徴があります。そのため、収縮が終わるまで次の興奮を受けつけず、強縮を起こしません(常に単収縮)。これは、心臓が収縮と弛緩を繰り返してポンプとして働くために不可欠な性質です。もし心筋が強縮を起こせば、心臓は収縮したまま血液を送り出せなくなってしまいます。強縮を起こすのは骨格筋です。

心筋細胞の興奮は絶縁性に伝導するという記述も誤りです。心筋細胞は介在板(その中のギャップ結合)によって連結されており、興奮は細胞から細胞へ直接伝わって、心房全体、心室全体が機能的合胞体として一斉に収縮します。すなわち、絶縁性ではありません。絶縁性伝導を示すのは骨格筋であり、一本一本の筋線維が独立して神経に支配されるため、興奮が隣の線維へ広がることはありません。

選択肢の確認

1.平滑筋は横紋構造をもつ。
誤り。横紋をもつのは骨格筋と心筋です。

2.心筋の収縮は常に強縮である。
誤り。不応期が長く強縮を起こしません(常に単収縮)。

3.心筋細胞の興奮は絶縁性に伝導する。
誤り。介在板を介して伝わり、機能的合胞体として働きます。

4.胃の平滑筋にはギャップ結合がある。
正しい。単一ユニット平滑筋として同期して収縮します。

覚えるポイント

  • 骨格筋=横紋あり、随意、絶縁性伝導強縮する、多核。
  • 心筋=横紋あり、不随意、介在板のギャップ結合で合胞体、強縮しない(不応期が長い)、自動能。
  • 平滑筋横紋なし、不随意、ギャップ結合(単一ユニット)、自動能、疲労しにくい。
  • 消化管のカハールの介在細胞がペースメーカーとして徐波を発生させる。
26AM3526AM37
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