26AM38第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

潜伏期間が最も長いのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

感染症の潜伏期の長さを比べる問題です。

解説

潜伏期は、病原体に感染してから症状が現れるまでの期間です。

エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIVに感染してから発症するまでに、無治療の場合で数年から10年程度を要します。したがって選択肢の中で潜伏期が最も長く、これが正答です。

HIVの感染後の経過は次のとおりです。急性期(感染から2から6週間後に発熱、咽頭痛、発疹といったインフルエンザ様の症状が一過性に出る)、無症候期(数年から10年)、そしてエイズ発症期です。この間、HIVはヘルパーT細胞(CD4陽性T細胞)を破壊し続け、CD4が一定以下に減少すると、日和見感染症(ニューモシスチス肺炎、カンジダ症、サイトメガロウイルス感染、結核)や悪性腫瘍(カポジ肉腫、悪性リンパ腫)を発症します。現在は抗レトロウイルス療法の進歩により、早期に治療を開始すれば発症を防ぎ、通常に近い生活を送れるようになっています。

風疹の潜伏期は**2から3週間(14から21日)**です。発熱、発疹、リンパ節腫脹(特に後頸部と耳介後部)を特徴とし、成人では関節痛を伴うこともあります。妊娠初期の感染で先天性風疹症候群を起こすため、ワクチンによる予防が重要です。

A型肝炎の潜伏期は2から6週間(平均およそ4週間)です。汚染された水や食品(生の貝類)による経口感染で、発熱、全身倦怠感、食欲不振、黄疸をきたします。慢性化せず、一過性の経過をとるのが特徴です。

インフルエンザの潜伏期は1から3日と非常に短く、選択肢の中で最も短くなります。急激な高熱、頭痛、関節痛と筋肉痛、全身倦怠感で発症し、飛沫感染によって短期間に流行が拡大します。

潜伏期が長い感染症としては、エイズのほかに、結核(数か月から生涯)、ハンセン病(数年)、狂犬病(1から3か月)、プリオン病(数年から数十年)、そしてB型とC型肝炎から肝癌に至る経過が挙げられます。

選択肢の確認

1.風疹
誤り。潜伏期は2から3週間です。

2.エイズ
正しい。無治療では数年から10年を要します。

3.A型肝炎
誤り。潜伏期は2から6週間です。

4.インフルエンザ
誤り。潜伏期は1から3日と最も短くなります。

覚えるポイント

  • エイズ=感染から発症まで数年から10年。**ヘルパーT細胞(CD4)**が破壊される。
  • 経過=急性期→無症候期→エイズ発症期(日和見感染症と悪性腫瘍)。
  • 潜伏期が短い=インフルエンザ(1から3日)、ノロウイルス、細菌性食中毒。
  • 潜伏期が長い=結核、ハンセン病、狂犬病、プリオン病
26AM3726AM39
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