26AM39第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

放射線障害を最も受けやすいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

放射線感受性の高い組織を問う問題です。

解説

放射線に対する感受性は、ベルゴニー・トリボンドーの法則によって説明されます。すなわち、細胞分裂が盛んな細胞ほど、将来行う分裂の回数が多い細胞ほど、そして形態と機能が未分化な細胞ほど、放射線の影響を受けやすいというものです。

性腺(精巣と卵巣)は、生殖細胞が活発に分裂を繰り返す組織であり、放射線感受性が最も高い部類に属します。したがってこれが正答です。被曝によって一時的または永久的な不妊が生じ、また生殖細胞の遺伝子が損傷されれば次世代への影響も懸念されます。このため、エックス線検査などでは生殖腺の防護が重視されてきました。

感受性が高い組織を整理します。リンパ組織、骨髄(造血組織)、生殖腺(精巣と卵巣)、腸の粘膜上皮、皮膚の基底層、水晶体、胎児です。全身被曝の際には、造血機能の障害(リンパ球減少が最も早く現れる)、消化管の障害、そして中枢神経の障害という順に、線量に応じた症状が現れます。

感受性が低い組織は、神経、筋、骨、軟骨、結合組織です。これらは分化が進み、分裂をほとんど行わないためです。

神経は、成熟した神経細胞が分裂しないため、放射線感受性が最も低い組織の一つです。

腎臓も、実質細胞の分裂が乏しいため、感受性は比較的低くなります。

軟骨も、分化した組織であり感受性は低くなります。ただし、成長期の骨端軟骨は分裂が活発なため感受性が高く、小児への照射では成長障害が問題となります。

放射線の影響は、確定的影響(しきい線量があり、それを超えると必ず生じる。脱毛、白内障、不妊、皮膚障害)と、確率的影響(しきい値がなく、線量に応じて発生確率が高まる。発癌と遺伝的影響)に分けられます。防護の基本は時間、距離、遮蔽です。

選択肢の確認

1.神経
誤り。分裂しないため感受性は最も低い部類です。

2.腎臓
誤り。実質細胞の分裂が乏しく感受性は低くなります。

3.性腺
正しい。生殖細胞の分裂が盛んで感受性が高い組織です。

4.軟骨
誤り。分化した組織であり感受性は低くなります。

覚えるポイント

  • ベルゴニー・トリボンドーの法則分裂が盛ん、分裂回数が多い、未分化なほど感受性が高い。
  • 感受性が高いリンパ組織、骨髄、生殖腺、腸上皮、皮膚基底層、水晶体、胎児
  • 感受性が低い神経、筋、骨、軟骨
  • 確定的影響(しきい値あり。脱毛、白内障、不妊)と確率的影響(しきい値なし。発癌、遺伝的影響)。
26AM3826AM40
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