26AM4|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
市町村保健センターの役割はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
保健所と市町村保健センターの役割の違いを問う問題です。
解説
地域保健法によって、地域保健の体制は次のように役割分担されています。
保健所=都道府県、政令指定都市、中核市、特別区などが設置する、広域的、専門的、技術的な拠点です。所長は原則として医師です。業務は、感染症対策(結核、エイズ、難病の相談)、食品衛生、環境衛生、医療監視と薬事、人口動態統計、精神保健、そして市町村への技術的支援です。
市町村保健センター=市町村が設置する、住民に身近で頻度の高い対人サービスの拠点です。業務は、健康相談、保健指導、健康診査、母子保健(乳幼児健診、妊産婦健診、母子健康手帳の交付)、予防接種、健康教育、家庭訪問です。
これに照らすと、乳幼児健診は住民に身近な母子保健のサービスであり、市町村保健センターの役割にあたります。したがってこれが正答です。母子保健は、1997年の地域保健法の施行によって、多くの業務が保健所から市町村へ移されました(3歳児健診、1歳6か月児健診など)。
食品衛生に関する業務は、飲食店の許可と監視、食中毒の調査といった専門的な業務であり、保健所の役割です。
環境衛生に関する業務も、理容所と美容所、旅館、公衆浴場、水道の監視といった専門的な業務であり、保健所の役割です。
エイズに関する相談も、感染症対策の一環として保健所が担います。保健所では匿名かつ無料でのHIV検査と相談が行われています。
区別の目安は、「専門的、広域的、監視と規制、感染症=保健所」「身近な対人サービス、母子保健、健診と健康相談=市町村保健センター」です。
選択肢の確認
1.食品衛生に関する業務
誤り。飲食店の監視と食中毒の調査であり、保健所の役割です。
2.環境衛生に関する業務
誤り。理容所や公衆浴場の監視であり、保健所の役割です。
3.エイズに関する相談
誤り。感染症対策として保健所が担います。
4.乳幼児健診
正しい。身近な母子保健のサービスであり、市町村保健センターの役割です。
覚えるポイント
- 保健所=都道府県等が設置、所長は原則医師。専門的、広域的。感染症、食品衛生、環境衛生、医療監視。
- 市町村保健センター=市町村が設置。身近な対人サービス。健康相談、乳幼児健診、予防接種、家庭訪問。
- 根拠法は地域保健法。1997年の施行で母子保健の多くが市町村へ移された。
- 施術所の届出先=都道府県知事(保健所を設置する市の市長、特別区の区長を含む)。