26AM5|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
母子健康手帳に記載する項目はどれか。
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正解: 2 または 3 または 4
正答
2、3、4
この問題のポイント
母子健康手帳に記載される項目を問う問題です。正答は三つあります。
解説
母子健康手帳は、母子保健法に基づき、妊娠の届出をした者に対して市町村が交付するものです。妊娠期から乳幼児期までの健康に関する情報を、母子で一貫して記録し管理することを目的としています。
その記載事項には、妊婦自身に関する情報として、妊娠中の経過(健診の結果、体重、血圧、尿検査)、既往歴と家族歴、職業と環境(職歴)、婚姻歴(妊娠と分娩の既往)、**喫煙と飲酒の習慣(喫煙歴)**が含まれます。
これらのうち、職歴は、妊娠中の就労が母体と胎児に及ぼす影響を把握し、必要に応じて母性健康管理措置(勤務時間の短縮、休業など、男女雇用機会均等法と労働基準法に基づく保護)につなげるために記載されます。したがって選択肢2は正答に含まれます。
婚姻歴も、妊娠と分娩の既往を含む生活背景として記載され、支援の必要性を判断する情報となるため、選択肢3も正答に含まれます。
喫煙歴は、喫煙が**低出生体重、早産、胎児発育不全、乳幼児突然死症候群(SIDS)**の危険を高めるため、禁煙の指導につなげるうえで極めて重要な情報です。あわせて飲酒(胎児性アルコール症候群の危険)についても記載されます。したがって選択肢4も正答に含まれます。
以上の三つが正答となります。
学歴は、母子健康手帳の記載事項として定められていません。妊娠と出産、育児の経過を管理するうえで必要な情報とは位置づけられていないためです。
母子健康手帳にはこのほか、出産の記録、乳幼児の身長と体重の発育曲線、予防接種の記録、乳幼児健康診査の結果、歯科健診、保護者の記録欄、そして育児と保健に関する情報が含まれます。予防接種の記録は生涯にわたって参照される重要な記録です。
選択肢の確認
1.学歴
誤り。母子健康手帳の記載事項として定められていません。
2.職歴
正しい。妊娠中の就労と母性健康管理の判断に用いられます。
3.婚姻歴
正しい。妊娠と分娩の既往を含む生活背景として記載されます。
4.喫煙歴
正しい。低出生体重やSIDSの危険に関わる重要な情報です。
覚えるポイント
- 母子健康手帳=母子保健法に基づき、妊娠の届出を受けて市町村が交付する。
- 記載=妊娠の経過、既往歴と家族歴、職歴、婚姻歴、喫煙と飲酒、出産の記録、発育曲線、予防接種。
- 喫煙=低出生体重、早産、SIDSの危険。飲酒=胎児性アルコール症候群。
- 母子保健の主な事業=妊産婦健診、乳幼児健診(1歳6か月児、3歳児)、新生児訪問、養育医療。