26AM46|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
膝関節の徒手検査法と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
膝関節の徒手検査と対応する疾患を問う問題です。
解説
マクマレーテスト-膝半月板損傷が正しく、正答です。
マクマレーテストは、背臥位で膝を最大屈曲させ、下腿に回旋(内旋または外旋)を加えながら徐々に伸展させていく検査です。この際に痛み、クリック(こきっという音や感触)、引っかかりが生じれば陽性で、半月板損傷を示します。一般に、下腿を外旋させながら伸展して痛みが出れば内側半月板、内旋させながら伸展して痛みが出れば外側半月板の損傷が疑われます。半月板損傷では、あわせて関節裂隙の圧痛、ロッキング(膝が急に伸ばせなくなる)、関節水腫がみられます。
Nテスト-膝後十字靱帯損傷の組合せは誤りです。**Nテスト(Nテスト、動的前方亜脱臼テスト)は、前十字靱帯の損傷による回旋不安定性(膝くずれ)**を評価する検査です。同じく前十字靱帯を評価する検査として、ラックマンテスト(最も鋭敏)、前方引き出しテスト、ピボットシフトテストがあります。
グラインディングテスト-膝蓋靱帯炎の組合せも誤りです。グラインディングテスト(アプレイの圧迫テスト)は、腹臥位で膝を90度屈曲させ、足を上から圧迫しながら回旋させる検査で、痛みが生じれば半月板損傷を示します。膝蓋靱帯炎ではありません。なお、同じ肢位で牽引しながら回旋させて痛みが出れば靱帯損傷を示します(アプレイの牽引テスト)。
後方引き出しテスト-膝前十字靱帯損傷の組合せも誤りです。後方引き出しテストは、膝を90度屈曲させた状態で脛骨を後方へ押し込む検査であり、脛骨が後方へずれれば後十字靱帯損傷を示します。前十字靱帯ではありません。「前へ引き出せれば前十字靱帯、後ろへ押し込めれば後十字靱帯」という対応で覚えます。なお、後十字靱帯損傷は、膝を曲げた状態で脛骨前面を強打する(ダッシュボード損傷)ことで生じます。
選択肢の確認
1.マクマレーテスト-膝半月板損傷
正しい。回旋を加えて伸展し、痛みやクリックをみます。
2.Nテスト-膝後十字靱帯損傷
誤り。前十字靱帯の回旋不安定性を評価します。
3.グラインディングテスト-膝蓋靱帯炎
誤り。半月板損傷を評価する検査です。
4.後方引き出しテスト-膝前十字靱帯損傷
誤り。後十字靱帯損傷を評価します。
覚えるポイント
- 半月板=マクマレーテスト、アプレイの圧迫(グラインディング)テスト、関節裂隙の圧痛、ロッキング。
- 前十字靱帯=ラックマンテスト、前方引き出しテスト、Nテスト、ピボットシフトテスト。
- 後十字靱帯=後方引き出しテスト。ダッシュボード損傷で生じる。
- 側副靱帯=外反(内側側副靱帯)と内反(外側側副靱帯)ストレステスト。