26AM63第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

脂肪肝に関係ないのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

脂肪肝に関連する病態を問う問題です。

解説

脂肪肝は、肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積した状態です。原因は次のように整理されます。

アルコール性=過度の飲酒による。非アルコール性(NAFLD)肥満、糖尿病(インスリン抵抗性)、脂質異常症、メタボリックシンドロームを背景とする。そのほか、急激な減量、低栄養、薬剤(ステロイド薬など)によるものがあります。

胆嚢ポリープは、胆嚢の粘膜から内腔へ突出する隆起性の病変です。その大部分はコレステロールポリープで、多くは無症状であり、健康診断の腹部超音波検査で偶然発見されます。10ミリメートル以上のもの、増大するもの、広基性のものは癌の可能性を考えて精査されますが、脂肪肝そのものと直接の因果関係はありません。したがって関係がないものとしてこれが正答です。

肥満は、脂肪肝の最も代表的な原因です。特に内臓脂肪型肥満では、遊離脂肪酸が門脈を通じて肝臓へ流入し、脂肪の蓄積が進みます。減量によって改善することが知られています。

糖尿病も、脂肪肝と深く関連します。インスリン抵抗性があると、脂肪組織からの遊離脂肪酸の放出が増え、肝での中性脂肪の合成が亢進します。糖尿病と脂肪肝はしばしば併存し、互いを悪化させます。

肝硬変も関係します。脂肪肝の一部は、炎症と線維化を伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)へ進行し、さらに肝硬変、そして肝細胞癌へと進むことがあるためです。かつて脂肪肝は「無害な状態」と考えられていましたが、現在ではこの進行経路が重視されています。アルコール性でも同様に、脂肪肝→アルコール性肝炎→肝硬変という経過をたどります。

治療の基本は、禁酒(アルコール性)、そして食事療法と運動療法による減量、糖尿病と脂質異常症の管理です。

選択肢の確認

1.肥満
誤り(関係する)。最も代表的な原因です。

2.糖尿病
誤り(関係する)。インスリン抵抗性を介して関連します。

3.肝硬変
誤り(関係する)。NASHを経て進行することがあります。

4.胆嚢ポリ-プ
正しい(関係ない)。多くはコレステロールポリープで無症状です。

覚えるポイント

  • 脂肪肝=アルコール性非アルコール性(NAFLD)。後者の背景は肥満、糖尿病、脂質異常症
  • NAFLD→NASH(脂肪肝炎)→肝硬変→肝細胞癌という進行経路がある。
  • 治療=禁酒減量(食事と運動)、糖尿病と脂質異常症の管理。
  • 胆嚢ポリープ=多くはコレステロールポリープで無症状。10ミリメートル以上は精査。
26AM6226AM64
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)