26AM73第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

股関節の関節可動域の測定について正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

関節可動域測定における測定肢位を問う問題です。

解説

股関節の伸展は腹臥位で行うが正しく、正答です。

股関節の伸展(参考可動域15度)は、腹臥位で、骨盤が動かないよう固定しながら、大腿を後方へ挙上して測定します。背臥位では大腿を後方へ動かせないため、腹臥位が適切な肢位となります。基本軸は体幹と平行な線、移動軸は大腿骨(大転子と大腿骨外側顆の中心を結ぶ線)です。

なお、股関節の伸展を評価する際は、腰椎の前弯が代償として現れやすいため、骨盤の固定が特に重要です。

外転は側臥位で行うという記述は誤りです。股関節の外転(参考可動域45度)と内転(20度)は、いずれも背臥位で行います。両側の上前腸骨棘を結ぶ線を基準として、そこに垂直な線を基本軸とし、大腿中央線を移動軸として測定します。骨盤が傾かないよう注意します。なお、内転を測定する際は、反対側の下肢を挙上させて交差できるようにします。

内転は坐位で行うという記述も誤りです。上に述べたとおり、内転も背臥位で行います。

屈曲は立位で行うという記述も誤りです。股関節の**屈曲(参考可動域125度)**は、背臥位で、膝を屈曲させた状態で行います(膝を伸ばしたままではハムストリングの緊張によって制限されるため)。骨盤が動かないよう固定して測定します。

関節可動域測定の基本原則も押さえておきます。基本肢位を0度とし、5度刻みで記録します。他動運動による測定を原則とし、自動運動で測定した場合はその旨を明記します。測定は日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会の基準に従い、痛みや代償運動の有無をあわせて記録します。

主な股関節の参考可動域は、屈曲125度、伸展15度、外転45度、内転20度、外旋45度、内旋45度です。回旋は背臥位または腹臥位で膝を90度屈曲させて測定します。

選択肢の確認

1.外転は側臥位で行う。
誤り。背臥位で行います。

2.内転は坐位で行う。
誤り。背臥位で行います。

3.屈曲は立位で行う。
誤り。背臥位で膝を屈曲させて行います。

4.伸展は腹臥位で行う。
正しい。骨盤を固定して大腿を後方へ挙上します。

覚えるポイント

  • 股関節=屈曲、外転、内転は背臥位伸展は腹臥位で測定する。
  • 参考可動域=屈曲125度、伸展15度、外転45度、内転20度、外旋45度、内旋45度
  • 測定の原則=基本肢位を0度5度刻み他動運動が原則、代償運動を防ぐため骨盤を固定
  • 屈曲は膝を曲げて測る(伸ばすとハムストリングの緊張で制限される)。
26AM7226AM74
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)