26AM8第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午前(科目未分類)

アニサキスの主症状はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

アニサキス症の症状を問う問題です。

解説

アニサキスは、サバ、アジ、イワシ、サンマ、イカ、サケなどに寄生する線虫類の幼虫です。これらの魚介類を生で食べることによって、幼虫が生きたまま体内に入ります。

幼虫は胃や腸の壁に侵入し、その刺激とアレルギー反応によって、激しい腹痛を引き起こします。したがって主症状は腹痛であり、これが正答です。

典型的な経過は、生食から数時間から十数時間後に、突然の上腹部の激痛が始まり、悪心と嘔吐を伴うというものです。痛みは間欠的に強まる性質をもち、患者が転げ回るほど激しいこともあります。診断は問診(生食の有無と時間経過)と上部消化管内視鏡によって行われ、内視鏡で虫体を直接摘出すると症状は速やかに改善します。

予防としては、加熱(70度以上、または60度で1分)、あるいはマイナス20度で24時間以上の冷凍が有効です。一方で、酢、塩、しょうゆ、わさびでは死滅しません。しめさばで発症する例が多いのはこのためです。また、魚を丸ごと購入した場合は、速やかに内臓を除去し、低温で保存することが有効です(幼虫は魚が死ぬと内臓から筋肉へ移動するため)。

発熱は、アニサキス症の主症状ではありません。細菌性の食中毒や感染性胃腸炎では発熱がみられますが、アニサキス症では通常みられないか、あっても軽度です。

下痢も主症状ではありません。腸に寄生した場合(腸アニサキス症)には腹痛と腸閉塞様の症状が生じますが、典型的な下痢を主とするものではありません。

血尿は、腎と尿路の疾患でみられる所見であり、アニサキス症とは関係しません。

なお、まれにアナフィラキシーを伴うアニサキスアレルギーを起こすことがあり、この場合は緊急の対応が必要です。

選択肢の確認

1.発熱
誤り。通常は伴わないか軽度です。

2.腹痛
正しい。生食から数時間後に生じる激しい上腹部痛が特徴です。

3.下痢
誤り。主症状ではありません。

4.血尿
誤り。腎と尿路の疾患でみられる所見です。

覚えるポイント

  • アニサキス=サバ、アジ、イカなどの生食。数時間後に激しい上腹部痛と悪心。
  • 診断と治療=上部消化管内視鏡による虫体の摘出。速やかに改善する。
  • 予防=加熱(70度以上)またはマイナス20度で24時間以上の冷凍酢と塩、わさびでは死なない
  • まれにアナフィラキシーを伴うアレルギーを起こす。
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