26PM108|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
部位と経穴の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
大腿部の経穴を、目印となる筋の間で覚えているかを問う問題です。4つの組合せを一つずつ照合します。
解説
各選択肢を検討します。
大腿二頭筋と半腱様筋の間にあるのは殷門です。殷門は、大腿部後面、大腿二頭筋と半腱様筋の間、殿溝の下方6寸にあり、深部を坐骨神経が走行するため刺鍼の深度に注意が必要です。膝陽関は、膝外側、大腿骨外側上顆の後上縁、腸脛靱帯と大腿二頭筋腱の間の陥凹部にあり、部位が異なります。したがって誤りです。
外側広筋と大腿直筋腱の間にあるのは梁丘です。梁丘は、大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱外側縁の間、膝蓋骨底の上方2寸にあり、足の陽明胃経の郄穴です。血海は、大腿前内側、内側広筋隆起部、膝蓋骨底内端の上方2寸にあり、内側です。したがって誤りです。
薄筋と縫工筋の間にあるのは陰包です。陰包は、大腿部内側、薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸にあります。足五里は、大腿部内側、気衝の下方3寸、動脈拍動部にあり、鼠径部に近い位置です。したがって誤りです。
縫工筋と長内転筋の間にあるのは箕門です。箕門は、大腿部内側、縫工筋と長内転筋の間、膝蓋骨底内端と衝門を結ぶ線上、衝門から3分の1の高さにあります。組合せとして正しく、正答は4です。この付近は**大腿三角(スカルパ三角)**にあたり、大腿動脈、大腿静脈、大腿神経が走行するため、刺鍼にあたっては動脈の拍動を確認し、深く刺さないよう注意します。
選択肢の確認
1.大腿二頭筋と半腱様筋の間-膝陽関
誤り。この間にあるのは殷門です。
2.外側広筋と大腿直筋腱の間-血海
誤り。この間にあるのは梁丘で、血海は内側にあります。
3.薄筋と縫工筋の間-足五里
誤り。この間にあるのは陰包です。
4.縫工筋と長内転筋の間-箕門
正しい。箕門の部位の定義に一致します。
覚えるポイント
- 殷門=大腿二頭筋と半腱様筋の間(深部に坐骨神経)。
- 梁丘=外側広筋と大腿直筋腱外側縁の間(胃経の郄穴)、血海=内側広筋隆起部。
- 陰包=薄筋と縫工筋の間、箕門=縫工筋と長内転筋の間(大腿動脈に注意)。