26PM113|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)
奇穴とその部位の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
経外奇穴の部位を問う問題です。基準となる経穴や骨指標からの距離を正確に覚えているかが試されます。
解説
各選択肢を検討します。
鶴頂は、膝前面、膝蓋骨底の中央の上際にある奇穴です。膝関節痛、変形性膝関節症、膝の腫れなどに用いられます。設問は「膝蓋骨底上際中央の上約1寸」としており、距離が加えられている点が定義と異なるため誤りです。
胆嚢点は、下腿外側、陽陵泉の下方約1寸にある奇穴です。胆嚢炎や胆石症に伴って圧痛が現れる反応点であり、同時に治療点としても用いられます。設問の記述はこの定義に一致し、正答は2です。陽陵泉は、下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部にあり、胆の下合穴かつ八会穴の筋会です。
闌尾は、下腿前外側、足三里の下方約2寸にある奇穴です。虫垂炎の際に圧痛が現れる反応点であり、治療点としても用いられます。設問は「足三里の下約1寸」としており、距離が異なるため誤りです。なお、虫垂炎を疑う所見(右下腹部痛、マックバーニー点の圧痛、反跳痛、発熱)がある場合は、緊急性の高い疾患として速やかな受診を勧めることが前提となります。
失眠は、足底部、踵の中央にある奇穴です。不眠、足底の痛みなどに用いられます。設問は「足底部の中央」としており、これは湧泉の付近を指す表現であるため誤りです。湧泉は、足底、足指を屈曲したときにできる足底の最陥凹部にあり、足の少陰腎経の井木穴です。
選択肢の確認
1.鶴頂-膝蓋骨底上際中央の上約1寸
誤り。鶴頂は膝蓋骨底の中央の上際にあります。
2.胆嚢点-陽陵泉の下約1寸
正しい。胆嚢疾患の反応点かつ治療点です。
3.闌尾-足三里の下約1寸
誤り。闌尾は足三里の下方約2寸にあります。
4.失眠-足底部の中央
誤り。失眠は踵の中央にあります。
覚えるポイント
- 胆嚢点=陽陵泉の下方約1寸、闌尾=足三里の下方約2寸。いずれも反応点かつ治療点。
- 鶴頂=膝蓋骨底の中央の上際、失眠=踵の中央。
- 虫垂炎や胆嚢炎を疑う所見があれば速やかな受診を勧める。