26PM126第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)

徒手検査所見と罹患部への局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

徒手検査が示す病態を特定し、その罹患部位にある経穴を選ぶ問題です。検査と部位の両方を正確に対応させます。

解説

各選択肢を検討します。

フローマン徴候は、母指と示指で紙をつまませ、それを引き抜こうとしたときに、母指内転筋の麻痺のため母指の指節間関節が屈曲してしまう所見で、尺骨神経麻痺を示します。尺骨神経は、肘部管を通り前腕尺側を下行し、**手関節では豆状骨と有鈎骨の間のギヨン管(尺骨神経管)**を通って手掌に入ります。神門は、手関節前内側、尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋上にあり、この尺骨神経の通り道に近接します。したがって罹患部への局所治療穴として適切であり、正答は1です。

アイヒホッフテストは、母指を握り込んで手関節を尺屈させ、橈骨茎状突起部に疼痛が生じるかをみる検査で、ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)を示します。障害されるのは長母指外転筋腱と短母指伸筋腱であり、局所は陽渓(手関節後外側、いわゆる嗅ぎタバコ入れの陥凹部)です。陽池は総指伸筋腱の尺側にあり、部位が異なるため誤りです。

トムゼンテストは、肘伸展位で手関節を背屈させ、これに抵抗を加えて上腕骨外側上顆に疼痛が生じるかをみる検査で、上腕骨外側上顆炎を示します。局所治療穴は曲池や肘髎です。陽渓は手関節部であり誤りです。

ファレンテストは、両手背を合わせて手関節を最大屈曲位に保ち、正中神経領域のしびれが増強するかをみる検査で、手根管症候群を示します。局所治療穴は大陵(手関節前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間)です。経渠は橈骨動脈拍動部にあり、部位が異なるため誤りです。

選択肢の確認

1.フローマン徴候陽性-神門
正しい。尺骨神経麻痺であり、神門は尺骨神経が通る手関節尺側に近接します。

2.アイヒホッフテスト陽性-陽池
誤り。ドケルバン病の局所は陽渓です。

3.トムゼンテスト陽性-陽渓
誤り。上腕骨外側上顆炎の局所は曲池などです。

4.ファレンテスト陽性-経渠
誤り。手根管症候群の局所は大陵です。

覚えるポイント

  • フローマン徴候=尺骨神経麻痺。手関節尺側(ギヨン管)は神門が近い。
  • アイヒホッフテスト=ドケルバン病、局所は陽渓トムゼンテスト=外側上顆炎、局所は曲池
  • ファレンテスト=手根管症候群、局所は大陵
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