26PM143第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)

鍼施術の際にⅢ群線維が伝えるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

神経線維の群分類と、鍼施術で生じる感覚の対応を問う問題です。太さと伝える情報を対応させます。

解説

筋や深部組織からの求心性線維は、Ⅰ群からⅣ群に分類されます。皮膚神経のA線維分類と対応させると、次のようになります。

Ⅰ群は最も太い有髄線維で、Aアルファに相当します。Ia群は筋紡錘、Ib群はゴルジ腱器官からの固有感覚を伝えます。

Ⅱ群Aベータに相当し、触圧覚と筋紡錘の二次終末からの情報を伝えます。鍼施術では、押手の上下圧鍼の刺入圧といった触圧覚がこれにあたります。

Ⅲ群は細い有髄線維で、Aデルタに相当します。速い痛み(一次痛)、鋭くはっきりした痛み、冷覚を伝えます。鍼施術では、切皮の瞬間に感じる鋭い痛みがこれにあたり、正答は2です。

Ⅳ群は無髄線維で、C線維に相当します。遅い痛み(二次痛)、鈍く重い痛み、温覚、かゆみを伝えます。鍼施術で得られる**重だるい響き感覚(得気)**は、主にこのⅣ群線維(およびⅢ群の一部)が関与すると考えられています。ポリモーダル受容器が受容する刺激もⅣ群線維で伝えられます。

このように、鍼で生じる感覚は線維の種類によって性質が異なるため、切皮痛(鋭い、瞬間的)と響き(鈍い、持続的)を区別して理解することが重要です。切皮痛を減らすには、押手による皮膚の緊張と、素早い切皮が有効とされます。

選択肢の確認

1.押手の上下圧
誤り。触圧覚でありⅡ群線維が伝えます。

2.鋭い切皮痛
正しい。速い痛みであり、Ⅲ群(Aデルタ)線維が伝えます。

3.鍼の刺入圧
誤り。触圧覚でありⅡ群線維が伝えます。

4.重だるい響き感覚
誤り。主にⅣ群(C線維)が関与します。

覚えるポイント

  • Ⅰ群(Aアルファ)=固有感覚Ⅱ群(Aベータ)=触圧覚
  • Ⅲ群(Aデルタ)=速い痛み(鋭い切皮痛)と冷覚
  • Ⅳ群(C)=遅い痛み(重だるい響き)、温覚、かゆみ。ポリモーダル受容器に対応。
26PM14226PM144
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