26PM84第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)

脊髄損傷において、肘の伸展によるプッシュアップが可能となる脊髄節残存高位はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

脊髄損傷の残存高位と可能になる動作を対応させる問題です。プッシュアップに必要な筋は何かから逆算します。

解説

プッシュアップは、車椅子や座位で手をつき、肘を伸展して体を持ち上げる動作です。この動作に必須なのが上腕三頭筋であり、その支配は主にC7です。したがって、肘の伸展によるプッシュアップが可能となる残存高位はC7であり、正答は4です。

プッシュアップが可能になると、車椅子の駆動、ベッドと車椅子の移乗、褥瘡予防のための除圧が自立でき、ADLが大きく広がります。

高位ごとの主な残存筋と到達目標を整理します。

C4では横隔膜が機能するため自発呼吸が可能ですが、上肢の随意運動はほとんどなく、電動車椅子などを用います。

C5では三角筋と上腕二頭筋が機能し、肘の屈曲は可能ですが伸展はできません。**BFO(バランス式前腕装具)**や自助具を用いた食事動作が目標となります。

C6では手関節伸筋(長・短橈側手根伸筋)が機能し、手関節を背屈させることで指が他動的に屈曲するテノデーシス(腱固定)効果を利用した把持が可能になります。

C8では手指の屈筋が機能し、把持動作がより実用的になります。

なお、頸髄完全損傷では実用的な歩行の獲得は目標となりません。

選択肢の確認

1.C4
誤り。自発呼吸は可能ですが上肢の随意運動はほとんどありません。

2.C5
誤り。肘の屈曲は可能ですが伸展ができません。

3.C6
誤り。手関節背屈によるテノデーシス効果が使えますが、肘伸展はできません。

4.C7
正しい。上腕三頭筋が機能し、肘伸展によるプッシュアップが可能になります。

覚えるポイント

  • プッシュアップ=上腕三頭筋=C7。車椅子駆動、移乗、除圧が自立。
  • C5=上腕二頭筋(肘屈曲)C6=手関節背屈とテノデーシス効果C8=手指屈筋
  • C4=自発呼吸可、電動車椅子。C3以上は人工呼吸器が必要になりうる。
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