26PM88第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)

ステージⅠの関節リウマチの非活動期に行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

**関節リウマチのステージと病期(活動期か非活動期か)**を踏まえて、行うべき訓練を選ぶ問題です。

解説

関節リウマチは、滑膜の慢性炎症により関節が破壊される自己免疫疾患です。朝のこわばり、左右対称性の多関節炎、手指の近位指節間関節と中手指節関節の腫脹が特徴で、進行するとスワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位などの変形をきたします。

スタインブロッカーのステージ分類は、エックス線上の関節破壊の進行度を表します。ステージⅠは骨の破壊像がなく、骨萎縮がみられてもよい段階で、最も早期です。ステージⅡは軽度の軟骨破壊と骨萎縮、ステージⅢは軟骨と骨の破壊、ステージⅣは強直を意味します。

一方、活動期か非活動期かは炎症の勢いを表します。活動期は関節に熱感、腫脹、強い疼痛があり、全身の炎症所見も高い時期で、この時期は関節の安静と、拘縮予防のための愛護的な関節可動域訓練や等尺性収縮にとどめます。

本問はステージⅠの非活動期、すなわち関節破壊がなく炎症も落ち着いている段階です。この時期は、廃用による筋力低下を防ぎ、関節を支える筋を強化することが最も有益であるため、筋力強化訓練が適切であり、正答は4です。ただし、関節に大きな負担がかかる方法は避け、等尺性運動や低負荷から始めるのが原則です。

関節の安静軽い自動運動は活動期の対応です。**コッドマン体操(振り子運動)**は、肩関節周囲炎に対して重力を利用して肩の可動域を広げる運動であり、この場面の選択肢としては適しません。

選択肢の確認

1.関節の安静
誤り。炎症の強い活動期の対応です。

2.軽い自動運動
誤り。活動期に行う程度の運動であり、非活動期には不十分です。

3.コッドマン体操
誤り。肩関節周囲炎に対する振り子運動です。

4.筋力強化訓練
正しい。関節破壊がなく非活動期であれば、筋力強化が最も有益です。

覚えるポイント

  • ステージ分類=関節破壊の程度(Ⅰ破壊なし、Ⅳ強直)クラス分類=ADLの障害度
  • 活動期=安静と愛護的な可動域訓練非活動期=筋力強化と可動域訓練
  • 関節保護の原則(大きな関節を使う、無理な力を避ける、自助具の活用)もあわせて押さえる。
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