26PM92|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)
下肢と体幹の両側の陰陽を調節し、下肢の陰経と陽経の協調に関与するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
奇経八脈の働きを問う問題です。蹻脈が下肢の内外(陰陽)をつなぐという役割を理解しているかが要点です。
解説
奇経八脈は、督脈、任脈、衝脈、帯脈、陰蹻脈、陽蹻脈、陰維脈、陽維脈の8つです。正経十二経脈のように臓腑に直接属さず、経脈の間を連絡し、気血の過不足を調節する働きをもちます。
蹻脈は、「蹻」が足を上げる、すばやいという意味をもつことからも分かるように、下肢の運動と深く関わります。
陽蹻脈は、足の外果の下(申脈)に起こり、下肢の外側を上行して体幹の側面を通り、肩から頸、顔面を経て目内眥に至り、そこで陰蹻脈と会します。
陰蹻脈は、**足の内果の下(照海)**に起こり、下肢の内側を上行して、同じく目内眥に至ります。
この両者が対になって、下肢の内側(陰)と外側(陽)の筋の緊張バランスを調節し、また身体の両側の陰陽を調え、さらに目内眥で合流することから眼瞼の開閉と睡眠にも関与するとされます。したがって、設問の記述に該当するのは陽蹻脈であり、正答は1です。
他の選択肢を確認します。陽維脈は全身の陽経を連絡して統括し、陰維脈は全身の陰経を連絡します。帯脈は腰を帯のように一周し、上下に走る諸経を束ねる働きをします。督脈は背部正中を上行して陽脈の海と呼ばれ、全身の陽経を統率します。いずれも下肢の陰経と陽経の協調という働きの説明としては当てはまりません。
選択肢の確認
1.陽蹻脈
正しい。下肢外側を上行し、陰蹻脈と対になって下肢と体幹の陰陽を調節します。
2.陽維脈
誤り。全身の陽経を連絡して統括します。
3.帯脈
誤り。腰を一周して上下に走る諸経を束ねます。
4.督脈
誤り。背部正中を上行する陽脈の海です。
覚えるポイント
- 奇経八脈=督脈、任脈、衝脈、帯脈、陰蹻脈、陽蹻脈、陰維脈、陽維脈。
- 蹻脈=下肢の陰陽の協調、眼瞼の開閉と睡眠。陽蹻は申脈、陰蹻は照海に起こる。
- 維脈=陽経どうし、陰経どうしを連絡。帯脈=腰を一周。督脈=陽脈の海、任脈=陰脈の海。