26PM96第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)

「最近、息切れと無力感があり動くと汗が出る。顔色は蒼白く、不眠、舌質は淡嫩。脈は細弱。」患者の病証はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

気の不足を示す症状血の不足を示す症状を分けて数える問題です。両方そろえば気血両虚です。

解説

設問の症状を、気と血に分けて整理します。

気虚を示す症状は、**息切れ、無力感(倦怠感)、動くと汗が出る(動則汗出、自汗)**です。気には推動作用と固摂作用があり、これが低下すると活動に伴って息が上がり、汗が漏れ出ます。

血虚を示す症状は、**顔色が蒼白いこと、不眠、舌質が淡嫩(淡く柔らかい)**です。血は身体を潤し養う働きをもち、不足すると顔面や舌が血色を失い、心神を養えないため眠りが浅くなります。

脈が細弱であることは、脈中を満たす血が少なく(細)、押す力も弱い(弱)ことを示し、気血両方の不足を裏づけます。

以上から、病証は気血両虚であり、正答は2です。治療は気血双補で、脾兪、胃兪、中脘、足三里、三陰交、膈兪、気海、関元などを用い、灸を併用することが多くあります。

他の選択肢を確認します。

気虚血瘀は、気が不足して血をめぐらせられず瘀血を生じた状態で、固定性の刺痛、暗紫舌、濇脈などの瘀血所見を伴います。本症例に瘀血所見はありません。

気滞血瘀は、気の停滞から瘀血を生じた状態で、胸脇の張り、イライラ、刺痛、弦脈や濇脈がみられます。虚の所見が中心の本症例とは合いません。

気不摂血は、気の固摂作用が低下して血が脈外に漏れる状態で、皮下出血、月経過多、血便などの出血傾向が主症状です。本症例に出血の記載はありません。

選択肢の確認

1.気虚血瘀
誤り。刺痛や暗紫舌などの瘀血所見がありません。

2.気血両虚
正しい。気虚の症状と血虚の症状がそろい、脈も細弱です。

3.気滞血瘀
誤り。気滞と瘀血の実の所見がみられません。

4.気不摂血
誤り。出血傾向がみられません。

覚えるポイント

  • 気虚=息切れ、倦怠感、自汗、脈弱血虚=顔色蒼白、めまい、不眠、舌質淡、脈細
  • 両方そろえば気血両虚。治療は気血双補(脾兪、足三里、三陰交、膈兪、気海など)。
  • 気不摂血=出血傾向気虚血瘀=虚+瘀血所見と区別する。
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