26PM99|第26回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第26回午後(科目未分類)
「52歳の男性。主訴は腰痛。不眠や手足のほてりを伴う。仕事の疲れがたまると眩暈や盗汗が起こる。」患者の病証でみられる脈診所見はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
陰虚の症例から脈状を導く問題です。ほてりと盗汗という組合せが決め手になります。
解説
52歳の男性で、次の所見があります。
腰痛があります。腰は腎の府であり、腎の変調は腰に現れます。
手足のほてりは、手のひら、足の裏、胸の5か所が熱くなる五心煩熱にあたり、陰虚による虚熱の代表的な症状です。
不眠は、陰が不足して陽を抑えられず、心神が落ち着かないために生じます。
疲れがたまると眩暈が起こるのは、陰血が頭部を養えないためです。
盗汗(寝汗)は、眠っている間に汗が出て目覚めると止まる汗で、陰虚を強く示唆します。日中に動くと出る自汗が気虚・陽虚を示すのと対になる所見です。
以上から、病証は**腎陰虚(肝腎陰虚)**と考えられます。
陰虚に対応する脈状は細脈です。細脈は、糸のように細く、はっきり触れるが細い脈で、陰血の不足を示します。陰虚が進んで虚熱が強まれば細数脈となります。したがって正答は3です。
他の選択肢を確認します。滑脈は玉が転がるように滑らかで力のある脈で、痰湿、食滞、実熱、妊娠を示します。弦脈は張った弦を押さえるような脈で、肝胆の病、気滞、疼痛、痰飲を示します。緊脈は縄をよったような緊張の強い脈で、寒邪、激しい痛み、食滞を示します。いずれも陰虚の病態とは対応しません。
選択肢の確認
1.滑脈
誤り。痰湿、食滞、実熱、妊娠を示します。
2.弦脈
誤り。肝胆の病、気滞、疼痛を示します。
3.細脈
正しい。陰血の不足を示し、陰虚に対応します。
4.緊脈
誤り。寒邪や激しい痛みを示します。
覚えるポイント
- 陰虚=五心煩熱、盗汗、口や咽の乾き、めまい、舌紅少苔、脈細数。
- 盗汗は陰虚、自汗は気虚・陽虚。
- 腰は腎の府。腰のだるさや痛み+ほてり+盗汗は腎陰虚を考える。