27AM11|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
滅菌に用いられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
滅菌と消毒の違いを問う問題です。すべての微生物を芽胞を含めて死滅させるのが滅菌、病原微生物を害のない程度まで減らすのが消毒です。
解説
滅菌は、細菌の芽胞を含むすべての微生物を完全に死滅または除去することをいいます。代表的な方法には、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)、乾熱滅菌、エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌、放射線(ガンマ線)滅菌、ろ過滅菌があります。オートクレーブは飽和水蒸気を用い、およそ121度で20分または134度で数分の条件で処理する、確実で経済的な滅菌法です。金属器具、ガラス器具、リネン類などに用いられます。
一方、消毒薬は水準によって分類されます。グルタラール(グルタールアルデヒド)は高水準消毒薬で、内視鏡など熱に弱い器材に用いられますが、人体には使用できず、蒸気による粘膜刺激に注意が必要です。ポビドンヨードは中水準消毒薬で、皮膚・粘膜の消毒に広く用いられます。逆性石けん(塩化ベンザルコニウムなど)は低水準消毒薬で、手指や環境の消毒に使われますが、芽胞や結核菌には無効です。
鍼灸の臨床では、単回使用の毫鍼はEOG滅菌や放射線滅菌が施され、施術野の皮膚は消毒用エタノールや逆性石けんで消毒します。滅菌と消毒の言葉を取り違えないことが安全管理の第一歩です。
選択肢の確認
1.グルタールアルデヒド(グルタラール)
誤り。高水準消毒薬であり、器材の消毒に用います。
2.ポビドンヨード
誤り。中水準消毒薬で、皮膚・粘膜の消毒に用います。
3.逆性石けん
誤り。低水準消毒薬で、芽胞や結核菌には無効です。
4.オートクレーブ
正しい。高圧蒸気滅菌であり、芽胞を含むすべての微生物を死滅させます。
覚えるポイント
- 滅菌=芽胞を含めすべて死滅。オートクレーブ、乾熱、EOG、放射線、ろ過。
- 消毒薬の水準=高水準(グルタラール)、中水準(ポビドンヨード、次亜塩素酸、アルコール)、低水準(逆性石けん、クロルヘキシジン)。
- 単回使用毫鍼はEOG滅菌などで滅菌済み。