27AM21|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
鼻腔について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
鼻腔の各部の位置関係を問う問題です。鼻涙管、副鼻腔の開口部、嗅上皮、キーゼルバッハ部位をそれぞれどこに当てはめるかが要点です。
解説
鼻腔の外側壁には上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介が突き出し、その下方にそれぞれ上鼻道、中鼻道、下鼻道ができます。
下鼻道には鼻涙管が開口します。涙は涙点から涙小管、涙嚢を経て鼻涙管を下り、下鼻道に注ぎます。泣くと鼻水が出るのはこのためです。設問の正答はこれです。
中鼻道には前頭洞、上顎洞、前篩骨洞・中篩骨洞が開口します。上鼻道には後篩骨洞が、蝶篩陥凹には蝶形骨洞が開口します。
嗅上皮は鼻腔の天井(上壁)、すなわち上鼻甲介の内側面から鼻中隔上部にかけての狭い領域にあり、嗅細胞の中枢突起が篩板の篩骨孔を通って嗅球に入ります。中鼻道にあるわけではありません。
キーゼルバッハ部位は鼻中隔前下部にあり、細い動脈が吻合して粘膜が薄いため、鼻出血の好発部位となります。上鼻道ではありません。
鼻粘膜の上皮は**多列線毛上皮(呼吸上皮)**で、線毛と杯細胞により異物を排出します。重層扁平上皮がみられるのは鼻前庭の皮膚に近い部分です。
選択肢の確認
1.キーゼルバッハ部位は上鼻道にある。
誤り。鼻中隔前下部にあり、鼻出血の好発部位です。
2.嗅上皮は中鼻道にある。
誤り。鼻腔の天井、上鼻甲介内側面から鼻中隔上部にかけて分布します。
3.鼻涙管は下鼻道に開口する。
正しい。涙は下鼻道に流れ出ます。
4.鼻粘膜は重層扁平上皮からなる。
誤り。多列線毛上皮です。
覚えるポイント
- 下鼻道=鼻涙管、中鼻道=前頭洞・上顎洞・前中篩骨洞、上鼻道=後篩骨洞、蝶篩陥凹=蝶形骨洞。
- 嗅上皮は鼻腔の天井、嗅神経は篩板を通る。
- キーゼルバッハ部位=鼻中隔前下部で鼻出血の好発部位。