27AM27|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
血液凝固因子はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
血漿タンパクの働きの区別を問う問題です。凝固に働くもの、抗凝固に働くもの、免疫に働くものを分けます。
解説
フィブリノゲンは肝臓で合成される血漿タンパクで、第Ⅰ凝固因子そのものです。凝固の最終段階でトロンビンの作用を受けてフィブリンとなり、網目状に重合して血球を絡め取り、**二次止血の血栓(赤色血栓)**を完成させます。したがって血液凝固因子はフィブリノゲンです。
ヘパリンは肥満細胞や好塩基球の顆粒に含まれる抗凝固物質で、アンチトロンビンの作用を強めてトロンビンや第Ⅹa因子を阻害します。臨床でも抗凝固薬として使われ、凝固因子とは逆の働きです。
アルブミンは血漿タンパクのうち最も量が多く、膠質浸透圧の維持と、脂肪酸、ビリルビン、薬物などの運搬を担います。肝硬変やネフローゼ症候群で低下すると浮腫を生じます。
ガンマグロブリンは**免疫グロブリン(抗体)**の分画で、B細胞由来の形質細胞が産生し、液性免疫を担います。
なお、血液凝固にはカルシウムイオン(第Ⅳ因子)と、肝臓でビタミンK依存性に合成される第Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ因子が必要である点もあわせて押さえます。
選択肢の確認
1.ヘパリン
誤り。抗凝固物質であり、凝固因子ではありません。
2.アルブミン
誤り。膠質浸透圧の維持と物質運搬を担います。
3.フィブリノゲン
正しい。第Ⅰ凝固因子で、フィブリンとなって止血血栓をつくります。
4.γ-グロブリン
誤り。抗体の分画であり免疫を担います。
覚えるポイント
- フィブリノゲン=第Ⅰ凝固因子、トロンビンによりフィブリンへ。
- ヘパリンは抗凝固、アルブミンは膠質浸透圧と運搬、ガンマグロブリンは抗体。
- 凝固にはカルシウムイオンとビタミンKが必要。