27AM28|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
血圧を下げる要因はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
血圧を決める因子を問う問題です。血圧はおおまかに心拍出量と末梢血管抵抗の積で決まると考えると整理できます。
解説
血圧は、心拍出量(1回拍出量と心拍数)、末梢血管抵抗、循環血液量、血液の粘性、動脈壁の弾性などによって決まります。
血管平滑筋が弛緩すると血管が拡張し、末梢血管抵抗が低下するため、血圧は下がります。これが正答です。実際、副交感神経優位の状態や、血管拡張薬、局所の代謝産物(二酸化炭素、乳酸、アデノシンなど)は血管平滑筋を弛緩させて血圧を下げる方向に働きます。逆に交感神経が興奮しノルアドレナリンがアルファ1受容体に作用すると血管平滑筋が収縮し、血圧は上昇します。
血液量の増加は静脈還流量と心拍出量を増やし、血圧を上げます。血液粘性の上昇は血流の抵抗を増やすため血圧を上げます。多血症で血圧が上がりやすいのはこのためです。
血管壁弾性の低下は動脈硬化の状態を指し、心臓から拍出された血液を受け止めて広がる余裕が失われるため、収縮期血圧が上昇し脈圧が増大します。高齢者の収縮期高血圧はこの機序によります。
選択肢の確認
1.血液量の増加
誤り。心拍出量が増え血圧は上昇します。
2.血液粘性の上昇
誤り。血流抵抗が増し血圧は上昇します。
3.血管平滑筋の弛緩
正しい。末梢血管抵抗が低下し血圧は下がります。
4.血管壁弾性の低下
誤り。動脈硬化の状態であり、収縮期血圧が上昇します。
覚えるポイント
- 血圧=心拍出量×末梢血管抵抗。
- 血管平滑筋の弛緩→抵抗低下→血圧低下。
- 血液量増加、粘性上昇、動脈硬化(弾性低下)はいずれも血圧を上げる。