27AM29|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
安静吸息時に起こる現象はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
安静吸息と努力呼息で働く筋を区別する問題です。安静時の吸息筋は横隔膜と外肋間筋の2つです。
解説
安静吸息では、横隔膜が収縮して下降し、外肋間筋が収縮して肋骨を挙上します。これにより胸郭が拡大し、胸腔内圧(胸膜腔内圧)がより陰圧になり、肺が受動的に広がって空気が流入します。設問の正答は外肋間筋の収縮です。
安静呼息は基本的に受動的で、筋の収縮を必要としません。肺と胸郭の弾性収縮力によって胸郭が元に戻り、空気が押し出されます。
努力呼息では、内肋間筋と**腹筋群(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)**が収縮して胸郭を引き下げ、腹圧を高めて横隔膜を押し上げます。したがって腹筋の収縮は呼息時の現象です。
努力吸息では、胸鎖乳突筋、斜角筋などの呼吸補助筋が動員されます。
胸腔内圧は安静時、呼息終末でおよそマイナス5センチメートル水柱、吸息終末でおよそマイナス8センチメートル水柱と、常に陰圧に保たれています。吸息時に上昇するのではなく低下する点に注意します。
選択肢の確認
1.胸郭の縮小
誤り。吸息時は胸郭が拡大します。
2.腹筋の収縮
誤り。努力呼息で働く筋です。
3.胸腔内圧の上昇
誤り。吸息時は胸腔内圧がより陰圧になります。
4.外肋間筋の収縮
正しい。横隔膜とともに安静吸息を担います。
覚えるポイント
- 安静吸息=横隔膜+外肋間筋の収縮、胸郭拡大、胸腔内圧はより陰圧に。
- 安静呼息は受動的(肺と胸郭の弾性)。
- 努力呼息=内肋間筋+腹筋群、努力吸息=胸鎖乳突筋、斜角筋。