27AM32|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
血糖について誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血糖の役割と調節ホルモンを問う問題です。血糖を下げるホルモンはインスリンだけという原則が決め手になります。
解説
血糖(血中グルコース)は、脳や赤血球の主要なエネルギー源であり、健常者では空腹時に約70から110ミリグラム毎デシリットルに保たれています。
血糖を下げるホルモンはインスリン(膵ランゲルハンス島B細胞)のみです。インスリンは骨格筋や脂肪組織へのグルコース取り込みを促し、肝臓と筋でグリコーゲン合成を進めます。
一方、血糖を上げるホルモンは多数あります。グルカゴン(膵A細胞)、アドレナリン、糖質コルチコイド、成長ホルモン、甲状腺ホルモンなどです。グルカゴンは肝グリコーゲンの分解と糖新生を促進して血糖を上昇させるため、「グルカゴンの作用により減少する」という記述は誤りであり、これが正答です。
グリコーゲンは肝臓と骨格筋に貯蔵される多糖で、余ったグルコースの貯蔵形態です。肝グリコーゲンは分解されて血糖の維持に使われ、筋グリコーゲンは筋自身のエネルギーに使われます。
血糖は食欲にも関係します。視床下部の摂食中枢と満腹中枢が血糖値の変化を感知し、血糖上昇で満腹中枢が刺激され、低下で摂食中枢が刺激されます。
選択肢の確認
1.エネルギー源となる。
正しい記述。脳や赤血球の主要なエネルギー源です。
2.グルカゴンの作用により減少する。
誤っている記述であり、これが正答。グルカゴンは血糖を上昇させます。
3.グリコーゲンとして貯えられる。
正しい記述。肝臓と骨格筋に貯蔵されます。
4.食欲に関係する。
正しい記述。視床下部の摂食中枢・満腹中枢が血糖を感知します。
覚えるポイント
- 血糖を下げるのはインスリンだけ。
- 上げるのはグルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイド、成長ホルモン、甲状腺ホルモン。
- 空腹時血糖の基準はおよそ70から110ミリグラム毎デシリットル。