27AM35|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
脂肪の消化に関与しないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
三大栄養素の消化酵素を区別する問題です。アミラーゼは糖質、リパーゼは脂質、プロテアーゼは蛋白質という基本を確認します。
解説
脂肪(トリグリセリド)の消化は、胆汁と膵リパーゼの連携で進みます。
まず、肝臓で作られ胆嚢で濃縮された胆汁が十二指腸に分泌されます。胆汁に含まれる胆汁酸(胆汁酸塩)は界面活性作用をもち、大きな脂肪の塊を細かい脂肪滴に分ける乳化作用を示します。乳化により脂肪の表面積が大きくなり、酵素が働きやすくなります。
次に、膵臓から分泌された膵リパーゼが脂肪をモノグリセリドと脂肪酸に分解します。分解産物は胆汁酸とともにミセルを形成して小腸粘膜に接近し、吸収された後に再びトリグリセリドに合成され、カイロミクロンとして**リンパ管(乳び管)**に入ります。糖質やアミノ酸が門脈に入るのと対照的です。
一方、アミラーゼはでんぷんなどの糖質をデキストリンや麦芽糖に分解する酵素で、唾液(唾液アミラーゼ)と膵液(膵アミラーゼ)に含まれます。脂肪の消化には関与しません。よって正答は4です。
選択肢の確認
1.胆汁分泌
誤り。胆汁酸により乳化を起こし、脂肪消化に関与します。
2.乳化作用
誤り。脂肪を細かい脂肪滴にして酵素の作用を助けます。
3.リパーゼ分泌
誤り。脂肪を分解する主要な酵素です。
4.アミラーゼ分泌
正しい。これが脂肪の消化に関与しないものです。糖質を分解します。
覚えるポイント
- 脂肪=胆汁(乳化)+膵リパーゼ、吸収後はカイロミクロンとしてリンパ管へ。
- アミラーゼ=糖質、ペプシン・トリプシン=蛋白質。
- 胆汁には消化酵素は含まれない。