27AM41|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
肉芽組織の構成要素はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肉芽組織が何からできているかを問う問題です。創傷治癒の過程で現れる新生組織という視点で考えます。
解説
肉芽組織は、組織が欠損した部位を埋めるためにつくられる幼若な結合組織です。損傷後、まず炎症細胞が集まり壊死物質が除去され、次に毛細血管の新生と線維芽細胞の増殖が起こり、線維芽細胞が**膠原線維(コラーゲン)**を産生します。
したがって肉芽組織の主な構成要素は、線維芽細胞、新生毛細血管、膠原線維、マクロファージやリンパ球などの炎症細胞です。正答は線維芽細胞です。
肉芽組織は時間の経過とともに毛細血管と細胞成分が減り、膠原線維が主体の瘢痕組織へと置き換わります。この過程が器質化です。血栓、梗塞巣、膿瘍なども肉芽組織に置き換わって器質化されます。
平滑筋細胞、横紋筋細胞、上皮細胞は肉芽組織の構成要素ではありません。皮膚の創では、肉芽組織が創底を埋めた後に、周囲から上皮が再生して表面を覆うという順序で治癒が進みますが、上皮細胞自体は肉芽組織の成分ではない点に注意します。
選択肢の確認
1.線維芽細胞
正しい。毛細血管とともに肉芽組織の主体をなし、膠原線維を産生します。
2.平滑筋細胞
誤り。肉芽組織の構成要素ではありません。
3.横紋筋細胞
誤り。永久細胞であり再生しにくく、肉芽組織には含まれません。
4.上皮細胞
誤り。肉芽組織形成後に創面を覆いますが、肉芽組織の成分ではありません。
覚えるポイント
- 肉芽組織=線維芽細胞+新生毛細血管+膠原線維+炎症細胞。
- 肉芽組織はやがて瘢痕組織へ(器質化)。
- 創傷治癒は**炎症期→増殖期(肉芽形成)→成熟期(瘢痕化)**の順に進む。