27AM44|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
扁平上皮癌が最も発生しやすいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
発生母地となる上皮の種類から癌の組織型を推測する問題です。重層扁平上皮のある場所を思い出します。
解説
癌腫は、発生母地の上皮の種類によって組織型が決まります。重層扁平上皮に覆われた部位からは扁平上皮癌が、腺上皮(円柱上皮)に覆われた部位からは腺癌が生じやすくなります。
重層扁平上皮があるのは、口腔、舌、咽頭、食道、喉頭、皮膚、肛門管、子宮腟部、腟などです。したがって舌には扁平上皮癌が最も発生しやすく、正答となります。舌癌は舌縁部に好発し、喫煙、飲酒、齲歯や不適合な義歯による慢性刺激が危険因子とされます。
胃は単層円柱上皮(腺上皮)であり、腺癌がほとんどを占めます。胆嚢も腺上皮であり腺癌が生じ、胆石の合併が多いことが知られます。膵臓の癌も膵管上皮由来の腺癌が大部分です。
肺は特殊で、中枢の肺門部には扁平上皮癌と小細胞癌、末梢には腺癌が生じやすく、日本では腺癌が最も多い組織型です。
選択肢の確認
1.舌
正しい。重層扁平上皮に覆われており、扁平上皮癌が発生します。
2.胃
誤り。腺上皮であり腺癌が大部分です。
3.胆嚢
誤り。腺上皮であり腺癌が生じます。
4.膵臓
誤り。膵管上皮由来の腺癌が大部分です。
覚えるポイント
- 扁平上皮癌=口腔・舌・食道・喉頭・皮膚・子宮腟部など重層扁平上皮の部位。
- 腺癌=胃・大腸・胆嚢・膵臓など腺上皮の部位。
- 舌癌の危険因子=喫煙、飲酒、慢性の機械的刺激。