27AM45|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
球麻痺でみられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
球麻痺の障害部位と症状を問う問題です。延髄にある脳神経核が何を支配しているかを思い出します。
解説
球麻痺の「球」は延髄(bulbus)を指します。延髄には舌咽神経核、迷走神経核(疑核)、舌下神経核などがあり、これらの下位運動ニューロンが障害されると球麻痺となります。
主な症状は、構音障害(発声がうまくできない)、嚥下障害(むせ、誤嚥)、カーテン徴候(軟口蓋の挙上不良)、咽頭反射の消失、そして舌下神経核の障害による**舌の萎縮と線維束攣縮(ぴくつき)**です。設問の正答は舌萎縮です。筋萎縮性側索硬化症や延髄梗塞(ワレンベルグ症候群を含む)などでみられます。
これに対し**偽性球麻痺(仮性球麻痺)は、両側の皮質延髄路(上位運動ニューロン)**が障害されて生じ、同じく構音障害と嚥下障害をきたしますが、舌の萎縮や線維束攣縮はなく、咽頭反射は保たれるか亢進し、強制泣き笑いを伴う点で区別されます。
嗅覚障害は嗅神経、聴力低下は内耳神経(蝸牛神経)、眼球運動障害は動眼神経、滑車神経、外転神経の障害であり、いずれも球麻痺の症状ではありません。
選択肢の確認
1.舌萎縮
正しい。舌下神経核の障害により舌の萎縮と線維束攣縮が生じます。
2.嗅覚障害
誤り。嗅神経の障害でみられます。
3.聴力低下
誤り。内耳神経の障害でみられます。
4.眼球運動障害
誤り。動眼神経、滑車神経、外転神経の障害でみられます。
覚えるポイント
- 球麻痺=延髄の下位運動ニューロン障害。構音障害、嚥下障害、舌萎縮と線維束攣縮。
- 偽性球麻痺=両側皮質延髄路の障害。舌萎縮なし、強制泣き笑い。
- 咽頭反射は球麻痺で消失、偽性球麻痺では保たれるか亢進。