27AM48|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
異常歩行とその原因疾患の組合せを問う問題です。歩行の名前からどの筋や神経系が障害されているかを逆算します。
解説
**あひる歩行(動揺性歩行)**は、中殿筋を中心とした股関節外転筋の筋力低下により、遊脚側の骨盤が下がり、体幹を左右に大きく振って歩く歩行です。両側性に起これば、あひるが歩くように左右に揺れます。進行性筋ジストロフィー(デュシェンヌ型)や両側先天性股関節脱臼が代表的な原因で、正答となります。デュシェンヌ型ではほかに、登攀性起立(ガワーズ徴候)や下腿の仮性肥大がみられます。
突進歩行(加速歩行)はパーキンソン病の特徴で、前傾姿勢のまま歩幅が小さく、次第に速くなって止まれなくなります。すくみ足や小刻み歩行も伴います。変形性膝関節症の歩行ではありません。
**はさみ脚歩行(痙性対麻痺歩行)**は、両下肢の内転筋が緊張して膝が交差するように歩く歩行で、脳性麻痺の痙直型両麻痺や脊髄疾患でみられます。パーキンソン病の歩行ではありません。
硬性墜落性跛行は、**下肢長差(脚長差)**により患側の立脚期に体が沈み込む歩行で、変形性股関節症や大腿骨頭壊死などが原因です。脳性麻痺の歩行ではありません。
選択肢の確認
1.突進歩行-変形性膝関節症
誤り。突進歩行はパーキンソン病でみられます。
2.あひる歩行-進行性筋ジストロフィー
正しい。股関節外転筋の筋力低下により体幹が左右に動揺します。
3.はさみ脚歩行-パーキンソン病
誤り。はさみ脚歩行は脳性麻痺の痙直型両麻痺などでみられます。
4.硬性墜落性跛行-脳性麻痺
誤り。下肢長差による歩行で、変形性股関節症などが原因です。
覚えるポイント
- あひる歩行=中殿筋の筋力低下。筋ジストロフィー、両側先天性股関節脱臼。
- 突進歩行・小刻み歩行・すくみ足=パーキンソン病。
- はさみ脚歩行=痙性対麻痺(脳性麻痺)、硬性墜落性跛行=下肢長差。