27AM50|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
咳・痰について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
咳嗽と喀痰の基本用語と、危険な所見を見逃さない姿勢を問う問題です。
解説
咳嗽は気道の異物や分泌物を排除する防御反射です。喉頭、気管、気管支の粘膜にある咳受容器が刺激されると、迷走神経を介して延髄の咳中枢に伝わり、声門閉鎖と呼気筋の急激な収縮が起こります。誤嚥した際にむせて咳が出るのは、気道を守るための防御反応であり、設問の正答です。高齢者や脳血管障害後の患者ではこの反射が低下し、不顕性誤嚥から誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
乾性咳嗽は痰を伴わない咳で、上気道炎の初期、咳喘息、間質性肺炎、一部の降圧薬の副作用などでみられます。痰を伴う咳は湿性咳嗽であり、設問1は用語が逆です。
気管支喘息では、発作時に呼気性呼吸困難と喘鳴に加えて咳と粘稠な痰がみられます。「発作時に咳・痰は通常ない」は誤りです。
血痰は、少量であっても肺癌、肺結核、気管支拡張症、肺塞栓症などの重要な疾患の徴候となりえます。量が少ないことを理由に肺癌を除外してはならず、医療機関での精査を勧めることが適切です。施術者としては、こうした所見を認めた場合に受診を促す判断が求められます。
選択肢の確認
1.痰を伴う咳を乾性咳嗽という。
誤り。痰を伴う咳は湿性咳嗽です。
2.気管支喘息の発作時は咳・痰は通常ない。
誤り。咳と粘稠な痰がみられます。
3.血痰が出ても少量なら肺癌は考えない。
誤り。少量でも肺癌などの精査が必要です。
4.誤嚥時の咳・痰は防御反応の一つである。
正しい。気道を守るための反射です。
覚えるポイント
- 乾性咳嗽=痰なし、湿性咳嗽=痰あり。
- 咳は気道の防御反射。反射低下は誤嚥性肺炎の危険因子。
- 血痰は少量でも精査。肺癌、結核、気管支拡張症を念頭に受診を勧める。