27AM51|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
血液疾患に伴う病態について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
貧血、出血傾向、易感染という血液疾患の3大病態を、どの血球の異常で起こるかに対応づける問題です。
解説
血液疾患の病態は、赤血球系、血小板・凝固系、白血球系の3つに分けて整理します。
貧血は、ヘモグロビン濃度(または赤血球数、ヘマトクリット)の低下で判定します。血小板は止血に関わる指標であり、貧血の指標ではありません。
出血傾向は、血小板の数や機能の異常、凝固因子の異常、血管の脆弱性で生じます。先天性のものとして血友病(第Ⅷ因子または第Ⅸ因子の欠乏)やフォンウィルブランド病があり、「先天的には起こらない」は誤りです。出血傾向の徴候として、皮下出血斑(紫斑)、鼻出血、繰り返す歯肉出血、月経過多、関節内出血があり、繰り返す歯肉出血は出血傾向を疑う所見です。これが正答です。
易感染は主に好中球の減少や機能低下で生じます。白血球数が正常範囲でも、分画で好中球が減少している場合や、白血病細胞のように機能をもたない細胞が増えている場合には易感染となります。したがって「白血球数が正常であれば易感染はない」は誤りです。
施術に際しては、出血傾向のある患者では刺鍼後の圧迫止血を確実に行うこと、易感染状態の患者では清潔操作を徹底することが求められます。
選択肢の確認
1.貧血は血小板を指標にする。
誤り。ヘモグロビン濃度などを指標にします。
2.出血傾向は先天的には起こらない。
誤り。血友病など先天性の出血性疾患があります。
3.白血球数が正常であれば易感染はない。
誤り。好中球の減少や機能異常では易感染となります。
4.繰り返す歯肉出血は出血傾向を疑う。
正しい。粘膜からの反復する出血は出血傾向の重要な徴候です。
覚えるポイント
- 貧血=ヘモグロビンで判定。血小板ではない。
- 出血傾向の徴候=紫斑、鼻出血、歯肉出血、月経過多、関節内出血。血友病は先天性。
- 易感染は好中球が鍵。白血球総数が正常でも起こりうる。