27AM53|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
ターミナルケアについて誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**ターミナルケア(終末期医療)**の目的を問う問題です。治すことから支えることへという方向転換を理解します。
解説
ターミナルケアは、治癒が見込めない終末期の患者に対して行われるケアで、根治を目指すのではなく、身体的苦痛の緩和と、その人らしい生活の質(QOL)の維持・向上を目的とします。したがって「病気の根治治療が目標である」は誤りであり、これが正答です。
ケアの中心は緩和ケアです。痛みに対しては、WHOの方式に基づき医療用麻薬を含む鎮痛薬が用いられ、悪心、呼吸困難、倦怠感などの症状も積極的に緩和されます。
苦痛は身体的なものだけではありません。**全人的苦痛(トータルペイン)**として、身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペインの4側面をとらえ、それぞれに対応します。
そのため、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、公認心理師、宗教家など、多職種のチームによる協力が不可欠です。また、患者本人の意思決定を尊重し、**家族への支援(グリーフケアを含む)**も重要な要素です。鍼灸を含む施術も、苦痛緩和と安楽の提供という枠組みの中で位置づけられます。
選択肢の確認
1.苦痛の緩和が主体である。
正しい記述。緩和ケアが中心です。
2.病気の根治治療が目標である。
誤っている記述であり、これが正答。根治ではなくQOLの維持が目標です。
3.多職種間での協力が重要である。
正しい記述。チームアプローチが不可欠です。
4.QOLの向上を目指す。
正しい記述。ターミナルケアの中心的な目標です。
覚えるポイント
- ターミナルケアの目標は根治ではなく苦痛緩和とQOL。
- 全人的苦痛=身体的、精神的、社会的、スピリチュアル。
- 多職種チームで対応し、家族へのケアも含まれる。