27AM55|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
脳血管性パーキンソニズムの特徴について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
パーキンソン病と脳血管性パーキンソニズムの違いを問う問題です。どの症状が目立つかという比較で考えます。
解説
脳血管性パーキンソニズムは、大脳基底核や白質の多発性ラクナ梗塞などにより生じるパーキンソン症状です。パーキンソン病との違いを整理します。
第一に、歩行障害が前面に出ます。小刻み歩行、すくみ足、開脚位でのすり足、姿勢の不安定さが目立ち、**下半身に症状が強い(下半身パーキンソニズム)**という特徴があります。上肢の症状は比較的軽度です。設問の正答はこの歩行障害です。
第二に、安静時振戦は乏しいのが通常です。パーキンソン病に典型的な丸薬丸め様の手指振戦は目立ちません。
第三に、筋強剛は歯車様よりも鉛管様を示すことが多く、また前傾前屈姿勢もパーキンソン病ほど顕著ではありません。
第四に、錐体路徴候(腱反射亢進、バビンスキー徴候)、偽性球麻痺、認知機能障害、感情失禁を伴いやすく、経過は階段状に悪化します。
治療面では、レボドパへの反応が乏しいことも鑑別点です。基礎に高血圧、糖尿病、脂質異常症などの血管危険因子があることが多く、再発予防の管理が重要になります。
選択肢の確認
1.手指振戦
誤り。安静時振戦は乏しく、パーキンソン病の特徴です。
2.前傾前屈姿勢
誤り。パーキンソン病でより顕著にみられます。
3.歯車様筋強剛
誤り。パーキンソン病に特徴的で、脳血管性では鉛管様が多くみられます。
4.歩行障害
正しい。小刻み歩行やすくみ足など、下半身に強い歩行障害が特徴です。
覚えるポイント
- 脳血管性パーキンソニズム=歩行障害が主体、下半身優位、振戦は乏しい。
- 錐体路徴候、偽性球麻痺、認知機能障害を伴い、階段状に悪化。
- レボドパの効果が乏しい点もパーキンソン病との違い。