27AM56|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
ラムゼイハント症候群の治療薬はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
ラムゼイハント症候群の原因を問う問題です。原因ウイルスがわかれば治療薬が決まります。
解説
ラムゼイハント症候群は、**水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)**が膝神経節に潜伏し、再活性化することで生じます。主な症状は次の三徴です。
第一に末梢性顔面神経麻痺です。額のしわ寄せができない、閉眼できない、口角が下がるなど、同側の顔面全体の麻痺となります。中枢性では額のしわ寄せが保たれる点が鑑別点です。
第二に**耳介や外耳道の疼痛と帯状疱疹(水疱)**です。
第三に内耳症状で、めまい、耳鳴、感音性難聴を伴うことがあります。
治療は原因に対する**抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)**が基本で、炎症と浮腫を抑える目的で副腎皮質ステロイド薬が併用されます。よって正答は抗ウイルス薬です。ベル麻痺に比べて予後が悪く、早期の治療開始が重要とされます。
抗菌薬は細菌感染に用いるもので、ウイルスには無効です。免疫抑制薬はむしろウイルスの再活性化を助長します。非ステロイド性抗炎症薬は疼痛に対する対症療法にとどまり、原因治療にはなりません。
施術にあたっては、麻痺による閉眼不全に伴う角膜の乾燥や損傷に注意し、医療機関での治療と並行して行う姿勢が求められます。
選択肢の確認
1.免疫抑制薬
誤り。ウイルスの再活性化を助長しかねません。
2.抗菌薬
誤り。細菌感染に用いる薬でウイルスには無効です。
3.抗ウイルス薬
正しい。水痘・帯状疱疹ウイルスに対する原因治療です。
4.非ステロイド性抗炎症薬
誤り。疼痛の対症療法にとどまります。
覚えるポイント
- ラムゼイハント症候群=水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化。
- 三徴=末梢性顔面神経麻痺、耳介の疱疹と疼痛、内耳症状。
- 治療=抗ウイルス薬+ステロイド。早期開始が重要。