27AM57|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
骨粗鬆症における骨折危険因子でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
骨粗鬆症による骨折の危険因子を問う問題です。骨量を減らすものと骨量を保つものを分けます。
解説
骨粗鬆症は、骨量の減少と骨質の劣化により骨がもろくなり、軽微な外力で骨折しやすくなる状態です。好発部位は椎体(脊椎圧迫骨折)、大腿骨近位部、橈骨遠位端、上腕骨近位部です。
運動は、骨に適度な力学的負荷(荷重刺激)を与えることで骨形成を促し、骨量を維持・増加させます。さらに、筋力とバランス能力を高めて転倒を予防するため、骨折の危険を下げる要因です。したがって危険因子ではなく、これが正答です。逆に、長期臥床や無重力状態のような廃用は骨量を減らします。
喫煙は、腸管でのカルシウム吸収を妨げ、エストロゲンの作用を減弱させるなどして骨量を減らします。過度の飲酒も危険因子です。
糖尿病は、骨密度が保たれていても骨質が劣化するため骨折リスクが高まります。また、神経障害や視力障害により転倒しやすくなることも関与します。
副腎皮質ステロイド薬は、骨芽細胞の機能を抑制し、腸管からのカルシウム吸収を減らしてステロイド性骨粗鬆症を起こす代表的な薬剤です。長期投与では予防的な対策がとられます。
選択肢の確認
1.運動
危険因子ではなく、これが正答。骨形成を促し転倒も予防します。
2.喫煙
危険因子。カルシウム吸収を妨げ骨量を減らします。
3.糖尿病
危険因子。骨質の劣化と転倒しやすさが関与します。
4.副腎皮質ステロイド薬
危険因子。ステロイド性骨粗鬆症の原因となります。
覚えるポイント
- 骨粗鬆症の危険因子=加齢、閉経、やせ、喫煙、多量飲酒、ステロイド薬、糖尿病、運動不足。
- 運動は予防的に働く。廃用は骨量を減らす。
- 骨折好発部位=椎体、大腿骨近位部、橈骨遠位端、上腕骨近位部。