27AM59|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
脊椎疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
脊椎疾患の障害部位と神経症状を対応づける問題です。頸椎か腰椎か、神経根か脊髄か馬尾かで整理します。
解説
腰部脊柱管狭窄症は、加齢による椎間板の膨隆、黄色靱帯の肥厚、椎間関節の肥大などで脊柱管が狭くなり、馬尾や神経根が圧迫される疾患です。間欠跛行(歩行で下肢のしびれや痛みが出現し、前屈位や座位での休息で軽快する)が特徴で、馬尾型では会陰部のしびれ、灼熱感、膀胱直腸障害、両下肢の異常感覚がみられます。設問の正答です。会陰部のしびれや排尿障害は手術を要する重要な所見であり、施術者は速やかな受診を勧める必要があります。
頸椎椎間板ヘルニアでは、神経根症状として上肢の放散痛、しびれ、筋力低下が生じます。間欠跛行は腰部脊柱管狭窄症の症状であり、組合せが誤りです。
頸椎後縦靱帯骨化症は、後縦靱帯の骨化により脊髄が圧迫される疾患で、上肢のしびれと巧緻運動障害、下肢の痙性歩行を生じます。上位運動ニューロン障害のため膝蓋腱反射は亢進します。減弱ではありません。
腰椎椎間板ヘルニアでは、L5からS1の高位で第1仙骨神経根が障害されると、アキレス腱反射は減弱または消失します。亢進ではありません。
選択肢の確認
1.頸椎椎間板ヘルニア-間欠跛行
誤り。間欠跛行は腰部脊柱管狭窄症の特徴です。
2.頸椎後縦靱帯骨化症-膝蓋腱反射の減弱
誤り。脊髄圧迫のため下肢腱反射は亢進します。
3.腰椎椎間板ヘルニア-アキレス腱反射の亢進
誤り。第1仙骨神経根障害では減弱または消失します。
4.腰部脊柱管狭窄症-会陰部のしびれ
正しい。馬尾型では会陰部のしびれや膀胱直腸障害を伴います。
覚えるポイント
- 腰部脊柱管狭窄症=間欠跛行、前屈で軽快。馬尾型は会陰部しびれと膀胱直腸障害。
- 脊髄圧迫(後縦靱帯骨化症)=腱反射亢進、痙性歩行。
- 神経根障害(椎間板ヘルニア)=腱反射減弱。L5からS1でアキレス腱反射低下。