27AM60|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
腎前性急性腎不全の病因はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
急性腎不全(急性腎障害)の分類を問う問題です。腎前性、腎性、腎後性を、障害の場所で振り分けます。
解説
急性腎不全は原因の部位により3つに分類されます。
腎前性は、腎臓に流れ込む血液が減ることで起こります。大量出血、脱水、広範囲熱傷による血漿の喪失、心不全、ショック、敗血症などが原因です。広範囲熱傷では、血管透過性の亢進により大量の血漿が組織へ漏出し、循環血漿量が著しく減少して腎血流が低下します。設問の正答です。腎前性では、腎実質はまだ保たれているため、早期に循環血液量を回復させれば腎機能は回復します。放置すると腎性(急性尿細管壊死)へ移行します。
腎性は、腎実質そのものの障害です。急性糸球体腎炎、急性尿細管壊死、間質性腎炎、薬剤性腎障害のほか、**ミオグロビン尿症(横紋筋融解症)**があります。横紋筋融解では、筋から放出されたミオグロビンが尿細管を閉塞し傷害します。
腎後性は、尿路の閉塞によるもので、前立腺癌や前立腺肥大症、尿路結石、骨盤内腫瘍などが原因です。
選択肢の確認
1.広範囲熱傷
正しい。血漿の喪失により循環血漿量が減少する腎前性の原因です。
2.前立腺癌
誤り。尿路閉塞による腎後性の原因です。
3.急性糸球体腎炎
誤り。腎実質の障害であり腎性です。
4.ミオグロビン尿症
誤り。尿細管の傷害による腎性です。
覚えるポイント
- 腎前性=腎血流低下(出血、脱水、熱傷、心不全、ショック)。
- 腎性=腎実質障害(急性糸球体腎炎、急性尿細管壊死、ミオグロビン尿症)。
- 腎後性=尿路閉塞(前立腺疾患、結石、骨盤内腫瘍)。