27AM61|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
悪性リンパ腫について誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
悪性リンパ腫のリンパ節腫脹の性質を問う問題です。痛みがあるかないかが、炎症性か腫瘍性かを分ける手がかりになります。
解説
悪性リンパ腫は、リンパ球が腫瘍化した疾患で、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別されます。日本では非ホジキンリンパ腫が大部分を占めます。
最も多い初発症状は、無痛性で弾性硬のリンパ節腫脹です。頸部、腋窩、鼠径部などのリンパ節が次第に大きくなり、圧痛を伴わないのが特徴です。細菌感染に伴う急性リンパ節炎では有痛性で発赤・熱感を伴うため、この点が鑑別の要になります。したがって「有痛性のリンパ節腫脹がみられる」は誤りであり、正答となります。
一方で、B症状と呼ばれる全身症状として、38度を超える発熱、寝汗(盗汗)、6か月で10パーセントを超える体重減少がみられることがあり、予後にも関わります。炎症反応としてCRPが陽性となり、LDHや可溶性IL-2受容体の上昇も参考になります。
治療は化学療法が中心で、リツキシマブなどの分子標的薬や放射線治療が組み合わされ、病型によっては治癒が期待できます。
施術者としては、数週間以上持続し増大する無痛性のリンパ節腫脹を認めた場合、速やかに医療機関への受診を勧めることが重要です。
選択肢の確認
1.有痛性のリンパ節腫脹がみられる。
誤っている記述であり、これが正答。無痛性の腫脹が特徴です。
2.化学療法が有効である。
正しい記述。治療の中心は化学療法です。
3.発熱がみられる。
正しい記述。B症状の一つです。
4.CRPが陽性となる。
正しい記述。炎症反応の上昇がみられます。
覚えるポイント
- 悪性リンパ腫=無痛性・弾性硬のリンパ節腫脹。
- B症状=発熱、盗汗、体重減少。
- 治療の中心は化学療法。急性リンパ節炎は有痛性で鑑別点となる。