27AM62|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
前立腺肥大症について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
前立腺肥大症と前立腺癌を区別する問題です。直腸指診の所見と転移の有無が決め手になります。
解説
前立腺肥大症は、加齢に伴い前立腺の内腺(移行領域)が肥大し、尿道を圧迫して排尿障害を起こす良性疾患です。
症状は病期により変化します。初期の刺激症状期では、夜間頻尿、昼間頻尿、尿意切迫感が現れます。夜間頻尿は最も早期から自覚される代表的な症状で、正答となります。進行すると残尿発生期として排尿開始の遅れ、尿線の細小化、残尿感が加わり、さらに進むと慢性尿閉期となり溢流性尿失禁や腎機能障害をきたします。
直腸指診では、前立腺は表面平滑で弾性硬(ゴム様)に触れ、左右対称に腫大します。これに対し前立腺癌は石のように硬く(石様硬)、表面が凹凸不整で、骨(特に脊椎や骨盤)への造骨性転移をきたし、**PSA(前立腺特異抗原)が上昇します。前立腺癌は主に外腺(辺縁領域)**から発生します。
蛋白尿は糸球体疾患などでみられる所見で、前立腺肥大症に特徴的ではありません。
選択肢の確認
1.蛋白尿がみられる。
誤り。腎糸球体疾患などでみられる所見です。
2.夜間頻尿がみられる。
正しい。早期からみられる代表的な症状です。
3.直腸指診では石のように硬く触れる。
誤り。石様硬は前立腺癌の所見で、肥大症は弾性硬です。
4.骨転移がみられる。
誤り。骨転移は前立腺癌の特徴で、肥大症は良性疾患です。
覚えるポイント
- 前立腺肥大症=内腺の良性肥大、夜間頻尿から始まり残尿・尿閉へ。
- 直腸指診は弾性硬・表面平滑。前立腺癌は石様硬・凹凸不整。
- 前立腺癌は外腺から発生、PSA上昇、造骨性の骨転移。