27AM64|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
続発性高尿酸血症の原因とならないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
続発性高尿酸血症の原因を問う問題です。尿酸が作られ過ぎる場合と排泄されにくい場合に分けて考えます。
解説
高尿酸血症は、血清尿酸値が7.0ミリグラム毎デシリットルを超える状態で、痛風関節炎、尿路結石、腎障害の原因となります。原因により産生過剰型、排泄低下型、混合型に分けられます。
続発性(二次性)高尿酸血症の代表は次のとおりです。
産生過剰によるものとして、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍があります。細胞の増殖と崩壊が盛んで、核酸の分解が進み尿酸が大量に産生されます。化学療法により大量の腫瘍細胞が一度に壊れると、腫瘍崩壊症候群として急激に尿酸値が上昇します。
排泄低下によるものとして、腎不全が代表です。尿酸の主要な排泄経路である腎臓の機能が低下するため蓄積します。ほかに、利尿薬(サイアザイド系、ループ利尿薬)、脱水、乳酸アシドーシス、多量の飲酒も排泄を妨げます。
狭心症は冠動脈の狭窄による虚血性心疾患であり、尿酸の産生や排泄に直接影響しません。したがって原因とならず、正答です。ただし高尿酸血症とメタボリックシンドロームは併存しやすい点は理解しておきます。
選択肢の確認
1.白血病
原因となる。細胞崩壊による核酸代謝の亢進で尿酸が増加します。
2.腎不全
原因となる。尿酸の排泄が低下します。
3.狭心症
原因とならず、これが正答。尿酸代謝に直接関与しません。
4.多発性骨髄腫
原因となる。造血器腫瘍として尿酸産生が増加します。
覚えるポイント
- 高尿酸血症=7.0ミリグラム毎デシリットルを超える。
- 続発性の産生過剰=白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、腫瘍崩壊症候群。
- 続発性の排泄低下=腎不全、利尿薬、脱水、多量飲酒。